≪やっている時はかなり大変です。。でもそれは必ず返ってきます!≫ [現場から]
1ヶ月前に、20代のIT業界未経験の人が、OAオペレータのお仕事で採用が決まりました!
殆ど残業がなく、Excel、Wordのスキルがあれば良い、というお仕事で、本人もプレッシャーなく、やれそうでよかった。。と安心しておりました。
ところが。。
現場入場して3日目からは、残業の毎日。。
しかも、夜21時くらいまで毎日続いている。。
最初からこういうお仕事体制だ、と聞いていれば別に問題なかったのですが、残業が殆どない。。と言われていたため、ちょっと聞いている話しと違うじゃないですか!という状態になりました。。
もしかして騙された??
と思ってしまうような状況です。
というか、なんで、こんな状況なの??
って、本人に確認すると、現在引継ぎに追われていて忙しい、ということ。月末までに出来るだけ終わらせなければならない、ということ。。
うむむ。。
まあ、入社してはじめは、お仕事を教わったり、引継ぎなどは、別によくある普通の話しです。。
しかし、なんでこんなに稼働が高くなるのか。。
さすがに、このままでは、スタッフさんが潰されてしまう。。もたない。。などの展開になる可能性がある。
対応フォローしないと。
で、ようやくこの要因となっている背景が大きく2つあることがわかったのでした。
その一つが、実は、今やっている引継ぎというのは、個々の引継ぎではなく、現場の一部移転に伴ったプロジェクト単位のシステムの引継ぎ、であるということ。
で、このシステムが導入された当時は3ヶ月から5ヶ月の期間をかけて引継ぎをした、ということでした。
つまり、今やっている作業は、この3ヶ月から5ヶ月かけて引き継いだものを、なんと1ヶ月間でやろうとしている。。
というかなり無茶なことをやっているわけです。。
そりゃあ残業になりますよね。。
というか、絶対に終わりません。。
でもですね。
絶対に終わらないんですが、こういう状況下の中、少しでもお客さん側の社員の人は、引継ぎを出来るだけ進めたい。。と言葉には出さずとも態度に焦りが現れている。。ということらしく。。
で、もう一つ、2つめの理由となるのですが、このスタッフさんが、まだ作業が不慣れな中、これをプレッシャーに感じてしまい、自分の作業が遅いため、社員の人をイラつかせてしまっております。。と。。
そこで。。
1時間前に出社し、一番最後の方まで残って残業をして帰っている。。ということでした。。
そ、そういうことだったのか。。
この姿勢は非常に素晴らしいのですが、もともと残業なく。。という話しから入ってもらっている中で、これでは、最悪、本人がつぶれてしまっても困ります。。
そのため、お客様に、このことで、どのくらいの温度差でこちらは受け止めればよいのか、ということを確認しました。
そうしましたら。。
「すいません、実は焦りを見せちゃいけないと思いつつも、社員は社員で社員の任務がある中で、さすがにこの強行の引継ぎには、焦りを隠さずにいられず。。その雰囲気が出てしまうのは否めません。。」
との発言がございました。
ですが、それを強制しているわけではありませんので、そこは、そういう雰囲気がある中でも、気負いし過ぎすに、上手くメンタルをコントロールしてください。とのこと。。
で、適当な目処で切り上げてもらって構いませんので。。と。
そんなこと言われても。。なかなか出来ないですよー、とスタッフさん。。
でもそうなんですよね。。
営業サイドでは、そう言っても現場では。。
結局、この1ヶ月だけなので、なんとか頑張ってみせますよ!と、スタッフさん。
こういう話しでまとまりました。。
1時間前の出勤は自己出社のため、サービスです。
これを損だと思ってやらない人も、当然おります。
しかし、信頼と評価されるのは、結局、こういう人達なんですよね。。
何かの市場の変化で現場が縮小し、雇用調整、人員の削減を余儀無くされる時、真っ先に切られるのは、余計な作業を全くしてくれない人で、こういう努力をしている人は、切られなかったりします。
そこは、表には出ない話しですが、そういうものであることは現実の事実です。
実際に僕らは、お客さんからは、内密ですが。。と、こう言われます。
強制はしませんが、でもやっぱりそれはそうです。
頑張っている人は、必ず、誰かが見てます。
目先の損得感情だけで、お仕事をしない人であって欲しいと思います。
何よりも、その時の頑張りは、自分のスキル・キャリアとして必ず返ってきます。あの時、頑張っておいてよかったな。と。
Someone Someday・・・・
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