≪出た!突然のスタッフさんからの辞めたい連絡!!≫ [ひとこと]
先日、スタッフさんから、急遽、お仕事を辞めたい、という連絡を受けてしまいました。
辞めたい、ということについては、別に普通のお話しですが、このスタッフさんの場合、辞めそうな予兆がなく、突然の連絡でした。。
僕らのIT業界では、基本長期のお仕事のため、例え辞めるにしても、辞めるにあたって、何かしら予兆、SOS、相談があり、それが派遣元の中で解決出来ることなのか、派遣先に相談して対応しなければならないことなのか、など、そういうプロセスを経て解決していくものです。
それでどうしてもダメならば仕方がない、という結論に至ります。
そのため、それが、普段何の問題もなく働いている人から、突如、辞めたい連絡が入る、ということは、大概において、何かしら背景があるものです。
それが、全然辞めそうにない、ノーマークだった人であればあるほど、その背景に何かが潜んでいる可能性が高まります。
で、このスタッフさんも、そうだったんですが、突如に加えて、辞める期日の相談の耳をかさない、というパターン。
急に言って来た上に、相談の余談もなく、それ以上の期日が延びることは出来ません!と頑なに拒み、ムキになるのです。。。
こうなると、僕らは、確実に怪しい、と勘ぐります。
で、こういう場合の隠れている背景は、大概2つになります。
一つは、何かしら、親族、ご家庭の事情によるもので、本当に辞めたくなくても、辞めざるを得ない状況に陥ってしまったケース。
こればかりは、僕らも深入り出来ない領域になってきてしまいますため、協力できることは努力しますが、出来なければ仕方がない。。という結論に至ります。
ただ、この場合、変なお話しではありませんから、ムキなる必要もなく、大概の人が僕ら担当者に相談してくるものです。。
では、もう一つはなんでしょう。
突如+期日の相談をしない、というケースの典型的パターンです。
もったいつけずに言ってしまいますと、
勝手に他のお仕事を決めてしまい、スタート日も決まっていて、絶対に期日をズラせない、というやつです。。
もう一度確認です。
一方的に辞めることだけを主張し、期日の相談もしてくれない。。
どうですか。
もう、これしかないんですよね。
本人は言わなきゃわからない、と思っているかもしれませんが、僕らは経験上、お見通しです。
で、今回のこの件は、一般的な一ヶ月前宣告をして来てくれているので、まだマシな方ですが、酷い場合は、1ヶ月以内に強行突破してくる人もおります。
滅多にあることではありませんが、この場合は、一騒動起きます。。
今回は、このことについてはのお話しではありませんため、詳しくは割愛させて頂きます。また機会あれば、お話ししますね。
で、今回は、どういうことだったかと言いますと、まさに2つの理由が合わさったパターンだったんです。
では、理由をお聞きください。
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元々母親が認知症、アルツハイマーだったのですが、それが悪化してしまいました。
早期対応をしないと、このままでは、植物人間になってしまう可能性が出てしまいました。
早期対応と言いましても、ただ早期に治療すれば良い、というものではなく、高額医療の対応をしなけばならなくなってしまいました。
そのため、綺麗事抜かしてお金が必要になりました。
今の給与から、少しでも値上げしてもらえるならば事足りる、ということでしたら、相談もしたのですが、それでは足りないため、ある程度の額を見込んだ給与がもらえる仕事を探し、決めてしまいました。
本当にすみませんでした。
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如何ですか。
簡単に言うと、こういうことでした。
皆さんならば、同情する人が殆どかと思われます。
ただ、僕らは悲しいことに、嘘をつかれたり何だのってことがあるため、半分聞いて、半分は疑ってかかってしまうものなのです。。刑事ではないですが。。
ただ、これが本当か嘘かは置いといても、内容的に、本当ですか? なんて、とても突っ込めるような内容ではありませんし、もし本当のお話しであれば、そんなこと言ったら、大変失礼であります。
さすがに、僕らも、ここは社会通念上、一般的な人間としての解釈をします。
ですから、こういうことで辞めたい、ということです。と、お客様には、納得してもらうしかありません。ということになります。。
以上です。
どうですか?!
今回は、まんま2つのパターンが、そのまま出たケースでした。
営業マニュアルじゃないですが、ひとつの人間の行動パターンとして、僕ら営業に蓄積されたノウハウが、脳内ナレッジシステムに入っている、というような一例です。
で、これらは最終的に辞めれない、というわけではありませんが、こういうことで、僕らがいつも悲しくなるのは、最後の最後で、人間の本性が出る、ということです。
今回のように、いくら表面がいい人でも、恩を仇で返すような人、自分のことだけが解決すれば良い、という人には、残念ですが、今後、もうお仕事を紹介してあげない、って思ってしまいます。
というのも、紹介する時は、ネコなで声で、紹介したあとは、また、同じことを繰り返す可能性が否めないないからです。
僕らは信用でお客様と仕事しているので、こういう人ばかり紹介していると、お客様から信用を無くしてしまいますからね。。
もしくは、もうこの人は、こういう人だから、と割り切って紹介するか。
のどっちかになりますね。
僕らは、このようにやられたら、ズルいですから、一切、そういう顔はみせないですけどね。
内容がどうこうではないのです。最後は人間対人間のことです。
要は、なんで一言、相談してくれなかったのか、ということなんです。
事情はわかりますが、でも、だからと言いって、黙って勝手に決めて来て、後は知らない、ごめんなさい。って言われても。。
残された現場の人は? 交代要員は? プロジェクトの引き継ぎは。。
最後は、僕らも人間ですから、そういう人間の礼儀というか、気持ちというか。。僕らも人の子ですからね、そういうものです。
終わりよければ、全てよし、という言葉かありますが、本当にそうなんです。
入る時よりも終わる時です。
特に派遣では。
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