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≪会社の損害で給料減!?  過失の有無問わず禁止!!≫ [ビジネス実用]

皆さんは、会社の損害というのを身近で見たことや、実際に被害に遭われたことはありますでしょうか。

僕は幾度かあります。。

しかも、その中には、自分のお金が戻ってこない、という被害にもあったこともあります。

理由は何だと思います?

いわゆる取引先の倒産です。。

売掛金が回収出来ない。。
貸倒れというやつですね。。

僕は出資してしまっていたのですが、もうお金は返ってきません。

そうなるとお金を貸してる方が損をしますからね。。

本当、世の中、どうなってんだ!!って真面目に嫌になっちゃいます。。。

というか、僕ら債権者よりも傾いた会社から、一番最初に容赦無く絞り取るお金は何だと思います。

それは税金です。
どんな状況であれ、取れるものは全て国は持っていきますからね。。

皆さん、一番怖いのは、893よりも国ですからね。。

で、税金を取られた残金から従業員の給与をその会社は支払う、というわけです。。

従業員の給与が先、ではないですからね。

そして、その上でようやく最後に債権者に。。

というか、潰れる会社ですから、この時点で、もう殆どお金なんて残っていないんですけどね。
さらに、債権者なんて沢山いるわけですから、その中でも、順番に行くと、銀行さんから取っていく。。というような方程式が出来てしまっております。。

ですから、僕らには、殆どの確率でお金は戻って来ません。正式には、裁判所が選任した破産管財人が対応するため、尚更です。。
で、今回はこのことを細かくお話しするわけではありません。。

もし、キミが、一生懸命頑張って、新規で取引につながった会社が、このように、倒産してしまい、会社が売掛金を回収出来なくなってしまったら、どうなると思います?

キミの担当顧客だから、その会社の損害を多少なりとも肩代わりしなければならないと思いますか??

給与から天引きされてしまう??

まさか。。

実態はどうなんでしょう??

ではこれを見てください。
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Q 会社の従業員ですが、担当取引先の倒産による会社の損害額を給料から差し引くと言われました。どうすればいいですか。


A 会社の従業員として通常求められる注意義務を尽くしていれば、過失はなく、損害賠償義務は発生しません。


取引先の倒産により売上代金や貸付金が回収できなくなった場合も、従業員が売掛債権を回収ができないことを知りつつあえて取引をしたようなケースを除き、従業員に会社との雇用契約上の義務違反や不法行為はないのです。

 
会社が通常実施する与信審査や受注手続きなどを従業員がきちんと行っていれば、取引にともなうリスクについて、従業員個人に負担を求めることはできません。売上代金が回収できなかったり、貸し倒れなどが発覚したりした場合は、それにあたります。

 
仮に従業員に軽過失があった場合でも、日常的に発生するような損害であれば従業員に損害賠償の義務は発生しません。

 
例えば飲食店の従業員が業務用の皿を割った。お客に渡す釣り銭を間違えたなど、ささいなミスによる損害が、このケースに当たります。

 

ただ、従業員に故意や重過失があれば損害賠償責任が発生します。例えば競合する会社に顧客を紹介した場合などがそれに当たります。しかし責任を負う場合も裁判所は、業務上横領のような犯罪行為の場合を除き、従業員の過失の程度や会社の管理体制の整備状況などを総合的に考慮して、賠償額については一部を認めるにとどめています。

 
また、会社には労働基準法上賃金を全部支払う義務があり、たとえ従業員に損害賠償責任がある場合でも、従業員の自由な意思による同意がない限り、給料から天引き(相殺)することはできません。もし会社が従業員に不当な取り扱いをしていれば弁護士や労働基準監督署に相談しましょう。


(弁護士)


 
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如何ですか?

まあ、そりゃあそうですよね。

何の意図もなく、会社のために頑張って、会社が損害を受けたら、弁償しなさい、じゃ、誰も頑張らなくなってしまいますよね。。

キミは、このようなことで、会社から脅かされたことはないですよね。。

こういう知識は持っていてくださいね。

但し、倒産や何か怪しいとわかっていて、意図的に取引を結びつけるなどは、記事に書いてありますように、問題になることがあります。

また、ちょっとニュアンスが変わりますが、ITの契約において注意が必要なのが、プログラムの開発の成果物に対して報酬がもらえる、という契約です。

成果物が完成する前に、それを放棄して辞めてしまうとか。。そういうことだと話しが変わってきてしまいます。

滅多にある話しではありませんが、ごく稀に、体調不良や人間関係の嫌気から、勝手に出勤しなくなってしまう人がいたりします。

そうなると、報酬どころか、逆に損害を訴えられたりしてしまいます。。

普通に仕事する分には何の問題もありませんので、皆さんも自ら墓穴を掘るようなことはしないよう十分注意してください。



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