≪IT業界の作業場所は3つある?って、聞いたんですけど・・どうなんですか?≫ [IT業界]
あまり知られていないですが、ITの場合、勤務する場所って、大きく分けて3つに分かれるんです。
一つが普通に派遣先に常駐して作業するパターン。(A)
これは皆さんにもイメージがつきますよね?
誰でもわかるオーソドックスなタイプのパターンです。
では、次はこういうのはどうでしょう。
自社が作業場所となる、作業持ち込みのパターン。(B)
これは、派遣元の自社内にて作業するパターンです。
いわゆる完全な請負作業です。
しかし自社内と言いましても、自社内に作業するスペースがなければ出来ません。
ではどうするか?
何処かに専用のビルを借りて、そこを作業場所にして業務を行います。
えっ?
わざわざ、そんなことまでして作業するんですか?
はい。
ここでは、詳しいことは割愛させて頂きますが、そうなんです。
ここまでしてでもやるメリットが大きいから、ここまでしてやるんです。
メリットを簡単に言いますと、派遣先の中で作業するわけではありませんので、派遣先の目が気にならない。自社のルールに基づいて作業が出来る。どういうメンバー構成で作業する自由に決められる、などが挙げられます。
その反面、デメリット、リスクも高くつきます。
完全にまかせられているので、信用となる指標は、出来上がる成果物だけになります。つまり結果が全て、というやつです。
決められた期限で依頼された通りに仕上げなければなりません。
言葉で言うには簡単ですが、これが本当に難しく大変です。
納期に出来ない、情報が漏洩した、成果物に欠陥がある。。などですと、損害賠償などに発展するケースだってありえます。
欠陥に対しては無償で補修するなどもあります。
そのため、プロジェクトの進捗のスケジュール管理はもちろん、品質管理、人の管理、セキュリティ管理など、
かなりしっかりやらないとなりません。
到底、資金など余力のある企業でなければ、出来ないことはこれだけでもわかると思います。
それでも、リーマン・ショックの時では、この(B)をやっていた企業で、倒産した会社がいくつもありました。。
そして、最後に、もうひとつ。
勤務は派遣先なんですが、派遣先の中で、請負場所を借りてやるパターン。(C)
派遣先の中に、自分たち専用の場所、スペースを間借りして勤務するパターンなんです。
しかしこの特徴は、派遣先の中での作業なんですが、派遣先の社員の方とは交わることがなく作業する、という形式なんです。
むしろ、今の時代は、このパターンが一番多いパターンかもしれません。
といいますのも、セキュリティがとにかく厳しい時代となりましたので、
完全に任せて見えない状態にする、というのが、派遣先も怖い、ということで、
持ち込み自体が禁止になる、というようなケースがほとんどになりました。
また持込みで行う側も、何かあった場合の責務が、あまりにも厳しい、不利な条件である。。という
場合は、無理にやらない方がよいですから、やらない、というよりはやれなくなりました。。という
のが、正直な現実です。
そのため、(A)+(B)の良いところをお互いに詰めていったら、(C)のパターンになった、という
ような感じです。
今回は、これらについて細かくお話するということではありません。
この場では、3つあるんだな、ということを知ってもらえれば OKです!
で、3番目のパターンで、よくある話しのことを、明日、お話したいと思います。
コメント 0