≪非正規雇用の保育士8割??≫ [マーケット]
日経によりますと、非正規雇用の保育士が増えているらしいです。
割合でいうと、保育園全体の80%で、非正規の人を雇っていて、公立保育園では、もはや2人に1人は、非正規雇用の人、ということです。
その理由としては2つ。
ひとつは、地方自治体の財政難による人件費抑制によるもの、ということ、もう一つは、保護者の多用なニーズに対応せざるを得なくなってきた、という背景があるからだそうです。
人件費抑制という事情は、他に予算を無駄使いせず、少しこちらに予算をまわしなさい、というお話ですが、多用なニーズとは何だと思いますか?
早朝や深夜の対応のニーズが増えている、ということです。。
というか、早朝・深夜のニーズは、僕も再三に渡って言っておりますが、働く主婦にとっては当然の願いです。
いつも思うのですが、国は、こういうことになる、という予測が本当にわからかったのかな??と本当に不思議です。
いつも事が起きてから慌てて重たい腰をようやく上げる。。というパターンが多すぎます。
で、非正規雇用になる、というのは、早朝から深夜まで、労働時間が長くなるため、その分賃金のコストがかさむから、という理由です。
それは最もなのですが、ただ単にそれだから、というのでは露骨過ぎますよね。。
それもそうですが、保育士の身体が持たないでしょ、というお話しでもあるじゃないですか。
結局、長時間労働による人件費抑制のため、非正規雇用にして短時間労働にした、ということなのですが、
僕から言わせると、多様なニーズを効率よく対応するために、短時間労働も取り入れて、保育士の雇用も増やし、保護者へのサービスも充実させる、という観点、発想なんですけどね。。
それで、お互いにハッピー、ということなんですけどね。
しかし、子育て支援の現場で不安定な働き方が広がっていることに懸念の声もあがりそうだ。。
という意見をこの記者が述べているのですが。。
また、ここでも非正規雇用批判??
なぜ、そういう思考になるのでしょう。
むしろ、早朝・深夜も対応できるような体制を、ようやく考えてくれるようになってくれたか!というように思う人の方が多くなると思うのですが。
いかがでしょう。
且つ、保育士の方も、身体をセーブでき、交代やシフトなどでまわして、足りない時間帯には人を増やせば雇用増につながり社会貢献にもなる、という好循環が生まれます。
良いことだらけです。
なぜ僕が保育園に注目しているか、と言いますと、これから少子高齢化が加速していく日本国においては、女性労働者をどれだけ増やしていけるかが、ひとつの鍵を握っていると思っております。
そういう意味でも、僕ら派遣事業者は、かなり密接にこのことが影響してきます。
女性の活躍の機会が増えれば増えるほど、日本の労働市場が活性化されていきます。
失業率は女性を増やすことで、間違いなく下がるでしょう。
育児休暇の問題や、女性幹部を増やすなど、色々ありますが、保育園もまた、その中の課題のひとつであります。
女性は色んな意味で、強く賢く、したたかです。
これからは、特に女性が生き生きしている国が一番強い国になっていくと思います。
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