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≪それでもIT業界で働きたいですか?≫ [ビジネス実用]

20代の女性が、基本的なExcel・Wordの基本操作でOK!というような事務のお仕事を、業界関係なく就職活動して探している、というケースは珍しいことではなく、僕らの求人にも多々応募があり、よく面接をします。

で、事務というお仕事のカテゴリでくくってしまえば、業界は違えど、作業レベルはどこの業界でも大差はありません。

そのため、このことは、IT業界に対しても、事務の実務経験があれば、IT業界の経験がなくとも、勤務対応していくことは十分可能です。

ただ、各業界には、それぞれの慣習や特徴、覚えなければならない専門知識などが存在します。

そういう意味で、僕は必ず、社会人経験が浅い20代のIT業界未経験の人には、特にIT業界のポイントを説明しております。

もちろん、最終的には、その現場に入ってみないことにはわからないのですが、それでも、最低限、イメージのギャップが無いようにしなければなりません。

入ってから、こんな様な感じだとは思わなかった、思っていたのと違った。。と言って、すぐに辞められても、その方が、よっぽど僕らは困りますからね。。

で、IT業界のポイントの説明に関してですが、僕は、良いこと(メリット)よりも、あえて悪いこと(デメリット)を
お話しするようにしております。

30代以降の社会人経験が長い人であるならば、会社、社会の酸いも甘いも心得ていらっしゃるので、そこまで意識して説明することではないのですが、20代の方ですと、その点で、柔軟な対応や、忍耐という点で、不安があるのは否めません。

実際に過去の苦い経験から、このように対応するようになった、というのが、正直なところです。

では、IT業界のポイントをお話ししてみたいと思います。
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●職場は、ほとんどが男性
男女比でいうと、95%以上は男性であり、女性はキミ一人です、という場合も全然あります。そのため、お昼など、一人で食べたりする、などの環境になります。男性が多い職場が苦手、という人には難しくなります。

●男性陣は、皆さんエンジニア
エンジニアの友達がいる人は、エンジニアさんの人間的な特徴をご存知であるかもしれませんが、そうでない人は、初めて、エンジニアの人と交うことになります。ウマが合わないと、勤務することは難しくなってしまいます。ちなみに、僕は、エンジニアさんの友人がいなかったため、初めてIT業界に携わった時は、エンジニアさんに慣れるまで、正直、時間がかかりました。。

●結局ITスキルは必要になります。
ITの基本知識、専門用語、ITスキルを覚えて行きたい、という意欲のある人でないと、勉強して覚えることが苦に思えてしまい、楽しくお仕事することが出来ません。

●自発的に動けるか。
初めて事務要員を活用することになった、という現場に遭遇するケースもあります。この場合、前任者や前例がありません。こうなると、ただ単に事務作業をやれば良い、というお仕事ではなくなってしまいます。この場合は、作業以外にも、マニュアル作成や事務作業のルール作り、エンジニアさんとの作業連携における提案。。というように一人で事務の環境フローをいちから創り上げていかねばならなくなります。。このくらいの覚悟や意欲を持ってやれますか?というお話しになります。

●プロジェクト単位で動いている
IT業界の現場は、決められた期間内のプロジェクト単位で動いているため、長期でForeverに勤務を続けていく、ということは現実としては難しいお話しとなってしまいます。ですから、プロジェクトが終了したら終了、ということになります。自分から辞めなくても、早かれ遅かれ、終わりがある、ということなんです。

●情報システム部門でのポジション
例えば、経理事務や総務事務など、経理業務の請求・売上管理・決算などや、総務の人事に関する業務、福利厚生に関する業務、など、業務そのものをやりたい人ですと、一般派遣でのお仕事になります。ITは、その業務経験を生かした会計ソフトや、業務システム開発、システムの運用保守などに携わるITのお仕事になります。
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以上です。
いかがでしょうか。

このお話しをお聞きしても、それでも、IT業界でやりたい、頑張りたい、ということでしたら、ぜひ、僕らは営業展開させて頂きます。

しかし、これを聞いて、ちょっと違う。。自信がない、などのことであれば、これは合いませんので、仕方がありません。

キミが悪いとか、そういうことではありません。わがまま、というのとも、また違います。

合う合わないは、本当にしょうがないのです。

むしろ、無理に入ってもらって、やっぱりダメです、となるよりは、やるなら、本気でやる、やらないなら、中途半端にやらない、ということです。

中途半端に、とりあえず、かじってみる、というのだけはやめてください。

お互いにとって全く意味がありません。時間がもったいないです。

というお話しです。

ちょっと厳しいかもしれませんが、僕はこのくらいの温度差で、真面目に面接をしております。

こちらもやるからには、キミの人生を預かるくらいの気持ちで本気で面接してあげないと、大変失礼になりますからね。

先日、ちょうど、20代の女性が、トリマーの道ではなく、今後は、経理経験を活かしてオフィスワークでお仕事がしていきたい、ということで来たので。。という面接がありましたため、ちょっと書いてみました。

以上です。

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