≪新たに社会人になった女性たちに贈る「男性上司の取扱説明書」!!??≫ [アドバイス!]
世の中が、女性の活躍を推奨することになった一方で、こんなことが起きているようです。
男性上司の遠慮に先手
男性上司が、女性部下のマネジメントに不慣れで戸惑っている。。
どういうことなんでしょうか。。
早速、日経のこちらを見てみてください。
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男性上司の遠慮に先手
生き生きと働くのに、職場の上司の影響は大きい。だが部下の女性の扱いにまだ戸惑っているのが男性の本音のようだ。
総務省の労働力調査によると、いわゆる管理職のほぼ9割(2013年平均)は男性で、日本の組織は男社会だ。
そこで男性上司の本音を探ろうと、日本経済新聞社はマクロミルの協力を得て、男女両方の部下を持つ全国の20~50代の男性400人と女性100人に3月27~28日、インターネットでアンケートした。
男性上司は女性の部下が苦手?
男性と女性とどちらの部下が使いやすいかは、男性の3人に1人強が「男性」を選び、「女性」は4.5%だけ。
女性上司の場合は「人による」が半数近い47%で、「男性」は21%、「女性」14%だった。
理由を見ると、男性上司の女性部下への躊躇(ちゅうちょ)や不慣れな様子もうかがえる。
男性が使いやすい理由で目立ったのが「言いやすい・話がしやすい」や「気を使わなくていい」。次いで「同性だから」。「セクハラの心配がない」という声もあった。
「残業をさせやすい」「女性は深夜勤務を頼みにくい」など男性の方が「無理が利く」という理由はあったが、「仕事ができる」「のみ込みが早い」といった能力の高さは意外に少ない。
女性部下は職場の花?
女性部下がいて良くなったと思うことを選択肢から選んでもらった(複数回答)設問で、半数近くの男性が挙げたのが「職場が明るくなる」(47.8%)と「職場が華やぐ」(47.3%)。次いで「雰囲気が良くなる」(42.3%)。
それに比べると「多様な視点が生まれる」(33%)や「職場が活性化する」(18%)といった仕事の内容に関する項目の比率は低い。
女性上司が「コミュニケーションが良くなる」(36%)を2番目に多く選んだのと違いが見られた。
女性の活躍推進が声高に言われるようになったのは比較的最近のこと。
女性の結婚退職が普通だった時代を知る男性上司も少なくない。
冷静沈着に見える上司も実は右往左往している。
男女で育て方に違い
女性部下の育て方で自分に当てはまるものを選んでもらった(複数回答)ところ、「男性部下と同じように仕事を割り振る」「男女区別なく評価し、昇進させる」を選んだ男性は半数強。
一方で「男女分け隔てなく出張や残業を命じる」は4人に1人にとどまった。
ダイバーシティ(人材の多様性)経営に詳しいシカゴ大教授は「男女区別なく評価し昇進させるのが半分強ということは、女性差別を否定しない上司が半分近くいる意味だ。
女性部下がいて良くなったことの回答も『職場の花』といった意識を出ていない。
性別によらず人材活用できることが今の管理職に求められることならば、約半数の男性管理職は失格になってしまう」と手厳しい。
男性上司の4割が「家事・育児など家庭責任が果たせるように仕事の責任を軽減するなど配慮する」を選んだ点についても、「家庭役割は性別によらず配慮すべきで、仕事の責任の軽減ではなく、柔軟な働き方を進めるなどで達成すべきだ」と指摘する。
「接し方で失敗」3人に1人
アンケートでは、女性部下との接し方で失敗の有無も聞き、男性の3人に1人が「ある」と答えた。
失敗内容は様々だが、言葉遣いや泣かせたという内容が目に付く。
「女子はすぐ泣くので、ほうっておいて大丈夫」と、男性管理職の研修もしているキャリアカウンセラー(女性)。
「男性管理職は遠慮があって1回失敗すると遠巻きになる。どう接していいか戸惑っている」と見る。
「慣れていない男性上司には、女性部下の方から『これができます、やります』『こうしていいですか』などと、どこまで大丈夫かを伝える」ことを勧める。
「女性に遠慮する上司の下では女性社員は育たない。そこで男性社員と差が出てしまう」からだ。
ただ女性の活躍に理解のある上司ばかりでもない。
そんな時は「女性のコミュニケーション能力の高さを発揮して上司の話も聞き、まずは尊重しつつ、少しずつ時間をかけてわかってもらうようにする」とアドバイスする。
企業の第一線で活躍している女性たちは、部下をよく見ていて背中を押してくれたり引き上げてくれたりした男性上司の存在をよく口にする。
まだ戸惑っている上司が多い中で生き生きと働くには、自分から先手を打つ必要がありそうだ。
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いかがですか?
今までが、男性社会でしたからね。。
と言いつつ、実は僕も、最初は女性部下は不慣れでした。。
で、僕の場合は、新卒で最初に入った会社で鍛えられました。
これは本当にラッキーだったのですが、上司が才能のある人で、主任、係長、マネージャー、課長と昇進していく過程で、意図的に女性のマネジメントに慣れろ!と言われ続けておりました。
それでも、まずは、マネジメントスキルを身につけるために、主任や係長時代は、徹底して男性軍団のマネジメントに徹しさせられましたけどね。。
その上で、マネージャー、課長となってからは、あえて、女性が多いチームに意図的させられました。
しかし、当時、20代で若かったこともあり、上司部下という関係と、異性という面でのマネジメントにおいては、沢山失敗しました。
反面、かなり鍛えられ、勉強になりました。
この経験は、いずれ皆さんにレポートで伝授しようと思っておりますが、今ではお金では買えない、大切な財産になっております。
で、いずれにしましても、男性・女性ともに、一人一人の個性を上手く汲み取り、チーム、組織として回す、というのが、一番ベストではありますが、今回の趣旨でいえば、男性上司が、女性部下に対しての接し方として、一言で言うと、下記に行き着きます。
引き続き、日経のこちらです。
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意識改革へ企業手探り
「配慮は必要ですが、遠慮をしてはいけません」。
NTT東日本が課長向けに開く女性部下育成研修。1日かけるプログラムで講師は何度も念を押す。
どうすれば女性の力を引き出せるか。企業は管理職に意識改革を促す。
NTT東日本は昨年、ダイバーシティを経営戦略に据えた。
男女を問わず利益に貢献する人材に育てる必要がある。ただ管理職は「無理させてはかわいそう」「コミュニケーションが取りづらい」などと戸惑っている。
研修で男女の価値観や行動特性の違いを解説し、女性の育て方を教える。
ヤマ場は疑似面談だ。
職場でよく起こる状況を設定し、人事部の女性社員を相手に参加者が対話を試みる。
例えば昇格を渋る女性をどう納得させるか。
「想像するほど難しい仕事じゃない」「女性活躍推進は社会の流れ」。
研修でよく使われる口上だが、これらは失格。
正解はなぜその人でなければならないのかを、仕事ぶりや実績を具体的にあげながら期待を伝えること。
上手に説得できるのは10人に1人程度だという。
「子育てや介護など配慮が必要な状況もある。でも遠慮して女性の言い分をそのまま聞いてもダメ。上手にギアチェンジを促し、仕事への意欲を高める役割が管理職にある」(女性ダイバーシティ推進室長)
管理職向けの同様の研修は資生堂やKDDI、JALなども実施。
帝人は研修に加えて、女性部下を育成できているか否かを管理職の評価項目に採用し、実効性を高めている。
育てられる側への働き掛けも大切だ。
NKSJホールディングス傘下の損害保険ジャパンと日本興亜損害保険。
9月の経営統合を控えて、新入社員研修を合同で開いている。その中でダイバーシティについて考えさせるプログラムを課した。
ペンギンが支配する国に外敵のオオカミが迫る。ペンギンだけでは守りきれず、クジャクやタカなど様々な鳥と一緒になって撃退する物語だ。
見終えると、グループに分かれて討論する。
ペンギンの国を様々な人が働く職場に置き換えて、成果を出すために何が必要かを話し合う。
画一的な集団の弱さを確認しあう。
人材開発室ダイバーシティ推進グループ女性リーダー(43)は「お客様の様々なニーズに応えるため、女性らしさや多様な視点を忘れずに仕事に臨んでください」と呼びかけた。
受講したNさん(女性)(22)は「学生時代に男女の差を感じたことはあまりなかった。
会社でも女性に様々なチャンスを与えてくれるんだと感じた。女性ならではの強みを意識して社会に貢献できる社会人になりたい」と語った。
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どうです?
配慮は必要だが、変な遠慮してはいけない、ですね。
女性は、変な遠慮されるのを嫌がりますからね。
それは優しさではない。
叱るところは、きちんと叱って欲しい、って思ってます。
また、昇格を渋る女性に、「女性管理職を増やす時代だから。。」なんてのも、女性が嫌うセリフです。
文中にありますように、なぜ、キミなのか、ということを説明してあげる、ということは、かなり大事になります。
しかしその上で、今後、僕も未知で、出来るようにならなければならない、という面があります。
それは、子育てや介護の対応です。
このオペレーションを出来るようになることが、今後は、上司・管理職に限らず、会社、社会、日本に求められてくる重要な課題となります。
今後は、綺麗ごと抜かして、これが出来るようにならなければダメですね。
頑張りましょう!
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