≪女性候補 最高11.58%!!と、女性候補1割しか・・・という表現の違いの意味は?≫ [ひとこと]
地方選が始まりました。
無投票で、議員の政策も聞けずに当選してしまうのはどうなのかな・・と思いながら見ておりますが。。
女性候補 最高11.58%
で、女性活躍が推奨されるようになってきた現代、この地方選では、どれくらい女性の立候補者が出たのでしようか?
期待したいです。
では、早速、見て見ましょう。
読売です。
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女性候補 最高11.58%
今回の道府県議選に立候補した女性の総数は、2011年から33人増の379人。今回選挙のある41の道府県議選で比べた場合、これまでで最多となった。全候補に占める女性の割合も11・58%で最高となった。
全候補者に占める女性の割合は、1947~95年に実施された計13回の統一地方選では5%に達したことはなかった。しかし、男女共同参画社会基本法が施行された99年に初めて8%を超えた。この時は、愛媛県で初めて女性県議が誕生するなど、女性の当選者数(136人。選挙があったのは44道府県)が初めて3ケタとなった。
女性候補者の割合はこれまでで最多となったが、仮に全員当選したとしても、全議員に対する割合は16%強にとどまる。安倍首相が目指す「あらゆる分野で指導的地位の3割以上が女性となる社会」の実現は、より多くの女性が挑戦できるようにならないと難しい状況だ。
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如何ですか?
まだまだ少ないとはいえ、今迄よりも女性候補者が増えているのは前進ですよね!
女性の推奨が、少しずつ浸透して来ているようです。
しかしですね。。
その一方でこんな記事が掲載されておりました。。
引き続き、読売です。
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女性候補1割…出産・育児 進まぬ理解
41道府県議選と17政令市議選が3日告示され、統一地方選で議員選がスタートした。都道府県議と市区町村議を合わせた地方議員全体に占める女性の割合は現状で1割程度にとどまる。出産や育児への無理解が女性の議会活動の「壁」となっているケースもみられる。
4年前に大阪市議に初当選した まゆさん(30)は、3日に告示された同市議選への立候補を見送った。議員1年目で出産。当時、同市議会の会議規則には、欠席理由に「出産」はなかった。
まゆさんは「出産後、欠席理由を確認すると『その他事故』となっていた」という。産休を規則に盛り込もうと周りの議員に呼びかけたが「気にしなければいい」という反応。昨年11月に規則が改正され、出産は欠席理由に盛り込まれたが、今度は「また妊娠したらしい」とうわさが流れていると聞いた。「周囲の理解がなければ、議員が子供を産み育てるのは難しい」。まゆさんが出馬しなかった理由の一つだ。
今月19日告示の千葉県内の市議選に立候補を予定する30歳代の現職女性議員は先月、街頭で「子供を犠牲にして、また選挙に出るのか」と言われた。昨年、次女の出産で議会を休んだ時は「子育てを終えてから議員になればいい」などの匿名のメールやファクスが届き、女性議員の出産に対する社会の目は厳しいと痛感した。この議員は「こんなことでは、議員を目指す子育て世代の女性は出てこない」と訴える。
41道府県議選には女性379人が立候補し、女性の割合は過去最高となったが、それでも11・58%。地方議員全体の女性の割合は少しずつ増えているが、2014年12月末時点で11・7%(総務省調べ)。女性議員のうち40歳未満は市区議5%程度、町村議1%程度で、8割以上が50歳以上だ。
三重大の岩本美砂子教授(政治学)は「女性議員が増えないと、地方議会の意識も変わらない。政党がもっと女性候補者を立てるようにして、数を増やす努力をすべきだ」と指摘する。
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どうです?
これは酷ですね。。
「特別職の地方公務員」(地方公務員法)と位置づけられる地方議員は、会社員や一般公務員のように労働基準法が適用されず、産休制度がない、そうです。
だから、欠席理由が「事故」しかない、そうです。
また、「議員は公人ですよね?女性で出産は当たり前だから、やむを得ない、ってありですか?」というメッセージもあったり、
「子育て終えてから議員になればいい」って・・
これでは、僕も女性だったら、やはり立候補したくなくなりますよね。
国は女性活躍を推奨しているのに、議員がこれではどうしようもないですね。
日本って、変なところで、こういったよくわからない裏の現実がありますよね。。
いずれにしても、これは改めてもららわないと、国と逆行していて、民間、我々国民、有権者には示しがつかないです。
国際社会にもとても恥ずかしくて言えないですよ。
一刻も早く改善に取り組んでください。
みなさんも、言ってあげてください。
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