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≪「メディカルフィットネス」 医学の知見で運動が成果!?≫ [健康]

皆さんは、健康のために、何かスポーツや運動はしてたりされますか?
僕は、自分が通風にかかってから、生活習慣病の改善のため、ウオーキングや筋トレを行なっております。
ここまでの会話では、このように、何もしてません、とか、こんなことやってます。。というような類の会話の回答で終わるかと思います。
では、ここから、ウオーキングや筋トレの具体的な方法はどんなことをやってますか?
というように、さらに突っ込んだ会話をしていくことはありますでしょうか。
自分が同じ運動をしていたり、興味がなければ、なかなか、さらに突っ込んだ質問はしませんよね?
僕は、ウオーキングや筋トレをやっておりますが、何故、ジョギングてはなくウオーキングをしているのか、筋トレでも胸筋ではなく、腹筋をやってます。
これは、通風にかかり、通風にはどんな運動をした方が良いのか、自分なりに色々調べたり、医者の意見を参考にしたりして、今の運動メニューに辿り着いたのです。
健康に良いから運動すると言っても、何をして、どのようにすれば良いかなんて、普通わからないじゃないですか。。
そういう意味では、アスリートのように、自分に専用のトレーナーがいてくれたら。。と思ってしまいます。。
そんな中、さすがに自分専用とは行きませんが、自分に合ったトレーニングを推奨してくれるプログラムが登場したようですよ!
では、チェックしてみましょう。
日経です。     

「メディカルフィットネス」 医学の知見で運動が成果
 病院が運営、血圧など改善 高齢者らも安心感
 医学的な知見を患者それぞれの運動プログラム作成に利用する「メディカルフィットネス」が広がり、生活習慣病の予防などに成果を上げつつある。個人の健康度や体力に合った運動療法を行う施設は全国200カ所を超す。高齢者らが集う地域の拠点にと、仲間づくりに力を入れ継続率を高める取り組みも目立つ。
 新潟市の主婦、内藤光子さん(77)は市内の猫山宮尾病院に併設された「メディカルフィットネスCUORE」に6年前から通い始めた。高血糖で同病院の太田玉紀内科部長に運動を勧められたのがきっかけだ。
 太田部長が出した「運動処方」はトレッドミルなどの有酸素運動と筋力トレーニング、スタジオエクササイズを週3回で計60~90分行うという内容。血糖値は改善し、血糖降下剤を3分の1に減らせた。「体を動かすのが楽しく、健康を実感できる」(内藤さん)
 CUOREの会員は143人(平均年齢56.7歳)。糖尿病、高血圧症などの生活習慣病を抱える人が多い。血液検査や体組成分析、腹部内臓脂肪のコンピューター断層撮影装置(CT)検査などを定期的に実施。体力測定も踏まえて「運動効果を医学的に判定し、プログラムを組み替える」(太田部長)。
医師(左)の指導を受けなが
ら運動(新潟市のメディカル
フィットネスCUORE)
 こうした取り組みはメディカルフィットネスと呼ばれる。医師の指示のもと、医療機関で健康状態を詳しく調べた上で体力を測定。会員はそれに基づき作成された運動プログラムに取り組む流れが一般的で、管理栄養士による栄養指導もある。会員は入会費や1万円前後の月の利用料のほか、検査料などを支払う。
 山形徳洲会病院(山形市)が2008年に開設した「ラ・ヴィータ」は会員約2千人と有数規模の施設だ。1階にプールやスパ、2階にジムとスタジオ、屋内ランニング・ウオーキングコースを備え、理学療法士など有資格者も含めトレーナー約30人が指導する。
 病歴のある人が「隣が病院だから安心」と入会するケースが多い。同病院の大沼寧(やすし)整形外科部長は「以前はリハビリを終えた後、継続的な運動が必要な患者が利用しやすい施設がなかった」と話す。
 整形外科医で4施設を福岡県で展開する「メディカルスポーツライフ研究所」(北九州市)の新庄信英社長は127人の会員を半年~5年間、追跡調査。その結果、血圧や中性脂肪、血糖値の平均が大きく低下していることが分かった。「高血圧症では約4割、脂質異常症では約6割が薬の量を減らしたか、服薬を中止していた」(新庄社長)
 こうした効果が上がるよう、「楽しさ」を加味するのが最近の傾向だ。群馬県高崎市の黒沢病院が運営する「メディカルフィットネス&スパ ヴァレオプロ」はボウリングやハイキングなどのイベントを開催する。小林大介ゼネラルマネージャーは「何より継続が大切。堅苦しい印象を持たれないよう演出している」。入会から半年間の退会率は1%台という。石川県小松市の「ダイナミック」も書道や絵画など約20のカルチャースクールを開設する。
 「病院外でも見守られている、という安心感が運動の継続につながる」。関西医科大付属病院健康科学センター(大阪府枚方市)の木村穣教授は指摘する。
 昨秋、患者が装着したリストバンド型端末で24時間、運動量や睡眠時間などを把握するシステムを試験導入した。約100人が利用。システムが自宅でできるエクササイズなどを分析し「もう少し頑張りましょう」などのコメントとともにメールを送る。人工知能(AI)で最適な助言や運動法を提案する仕組みの実現も目指している。

如何ですか?
せっかく頑張っていても、間違ったトレーニングをしていては、空回りしてしまいますよね。。
逆に、自分にはこれをやれば良い、効果がある、と言われてやれば、やる気になりますよね!
高齢化、健康長寿の日本において、今後は、このメディカルフィットネスが定着していくかもしれませんね!

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≪血圧は家庭測定が役に立つ!?医学界「診察室より信頼」!??≫ [健康]

皆さんは、自分の血圧値はどのくらいか把握されていらっしゃいますでしょうか。
血圧が高めの人や病気などで定期的に血圧を測らねばならないような方は、チェックしているかと思われます。
しかし、健康な人は、特段血圧値なんて気にせず、健康診断の時に測るくらい。。というレベル感かと思います。
かつては、僕もそんな1人でした。
しかし、痛風にかかり、通院し薬を飲むようになってから以降、血圧を測る機会が増え、チェックするようになりました。
ちなみに僕は、幸い血圧は正常値なため、毎回、一定の数値に収まっております。
が、毎回測るようになると、今まで気にしなかったので自然体で測れていたのですが、次第に意識するようになると、何だか検査前に変に緊張してしまい、数値が高くなってしまうこともあったりするようになりました。。
それが嫌で、今度は逆に自然体で望もうとするのですが、それがかえってより意識することになり、また変に自然体でなくなってしまう。。
そんななので、病院での血圧検査って、正常値に測り難いな。。なんて思うようになりました。。
ただ、あくまでも正常値の範囲内で、大幅に数値が上がっている、というわけではないんですけどね。。
いずれにしましても、そんなように思っていたら、僕と同じように思っている人が沢山いらっしゃることを知りました。。
そして、リラックスして正常値を図るためには、病院よりも自宅の方が良い?という調査結果が立証されつつあるようなんです。。
早速、チェックしてみましょう。
日経です。

血圧高めで気になる人は…家庭測定が役に立つ
医学界「診察室より信頼」 脳や心臓の病を予防
 高血圧気味の人は、自分で血圧を測ると役に立つ。こんな認識が医学界で定着しつつあるのをご存じだろうか。医療機関でプロが測るより、本人が測る方が血圧値の信頼度が高いことが分かってきた。日本高血圧学会が定めた高血圧治療のガイドラインでも、自宅で定期的に測ることを推奨している。
 50歳代のAさんは20年前から高尿酸血症を患い、尿酸値を下げる薬を毎日服用している。2カ月に1度の診察日には、医師が昔からある水銀式の血圧計で血圧を測る。5年前から最高血圧が140ミリを上回るのが常となり、一番軽い降圧剤を併用することになった。
 デジタル血圧計を購入したAさんは、自宅でもたまに血圧を測るが、最高血圧はいつも160ミリを超える。何年たってもこのズレは縮まらない。Aさんは、デジタル血圧計は信用出来ないと思っていた。
 だが、あるとき医師にそれを伝えると、「強めの降圧剤に替えてみましょう」と言われた。実は、今や「ズレがあったら家庭血圧が優先」というのは、医師の共通認識なのである。
□    □
 医師や看護師が診察室で測る「診察室血圧」と、一般の人が自宅で測る「家庭血圧」に差があることは、以前から知られていた。診察室だと緊張して血圧が高くなる「白衣高血圧」は有名だ。その反対に、普段は血圧が高いのに診察室だと低くなる「仮面高血圧」の人も相当数いる。
 Aさんは仮面高血圧の典型だ。これを放置すると、脳卒中や心筋梗塞になるリスクが加療中の高血圧患者より3倍高くなるとされており、注意を要する。
 高血圧学会で血圧計の精度管理ワーキンググループ委員を務める帝京大学の大久保孝義教授は「家庭血圧を優先するほうがいいことを示す科学的な証拠はたくさんある」という。
 最も有名なものは、岩手県花巻市の大迫(おおはさま)町で、1986年から30年間も続いている家庭血圧の測定事業だ。延べ1万5000人以上の町民が参加して毎日自分の血圧を測定し、そのデータと、心臓病や脳卒中などの発症の履歴を記録している。
 調べたところ、家庭血圧と脳卒中の発症リスクの間には明確な関連があった。早朝に家庭で測った血圧が135ミリを超えた人は、明らかに脳梗塞のリスクが高くなる。一方、診察室血圧と脳梗塞などの関連は明確ではなかった。病気の予測という点では、家庭血圧が診察室血圧より明らかに勝るのだ。
 この結果は、世界の研究者が注目した。関係の英語論文は130本を超え、世界保健機関(WHO)や各国のガイドラインづくりにも反映された。プロジェクトの中心の一人、東北大学の今井潤教授は「高血圧の基準値である『最高135ミリ、最低85ミリ』は大迫から生まれた」と胸を張る。
 素人が測る家庭血圧が、なぜプロより信頼できるのか。第一に、同じ条件で測定しやすいからだ。血圧は運動や食事のほか、排便・排尿、会話などで数十ミリも変動する。早朝、朝食前に1~2分安静にして測るのが最も安定する。2、3度繰り返して測定することで再現性も高くなる。
□    □
 ミスが少ない利点もある。医療機関で使われる水銀式血圧計は、上腕を圧迫して血流を止め、徐々に減圧して脈拍が再開する際の音を聴診器で聞き取る。この時の圧力が最高血圧。さらに減圧して音が聞こえなくなった圧力が最低血圧だ。減圧が速すぎたり脈拍を聞き逃したりすると、最高血圧が低めに出やすい。
 一方、家庭で使うデジタル血圧計は血圧を直接測ってはいない。脈拍の振動データを数式で処理し、最高・最低血圧をはじき出す。きちんと扱えば測定ミスはない。オムロンヘルスケア(東京・品川)の白崎修博士は「社によって数式は異なるが、精度の問題は解決している」と話す。
 水銀は有害なため、水銀式血圧計は2020年以降、製造・輸出・輸入が原則禁止された。医療現場でも順次デジタル血圧計に切り替わりつつある。
 国内の高血圧患者は約4300万人。デジタル血圧計は4000万台以上が発売されており、2軒に1台ぐらいの割で普及している。家庭血圧を定期的に測り、生活習慣を改善することで、脳や心臓の病気の予防に努めたい。

如何ですか?
僕は、腕に巻く血圧計を購入してしまいました。
というのも、自宅計測の方が良いならば、自宅計測で自分でチェックしていれば、数値の平均値がわかるようになります。
さすれば、例え病院で乱れてた数値が出たとしても、その数値に臆することなく数値を確認することが出来るようになります。
ということで、皆さんも、マイ血圧計をお勧めしますよ!
血圧計には、3つのタイプがあります。
卓上式と手首式、そして自動式があります。
卓上式の方が装着が面倒ですが、正確な数値が測れると言われており、手首式は、簡易で便利だけれども、その分卓上式の腕に巻くよりは、正確性には劣る、と言われております。。
それでも、大きくぶれるわけではありませんから、皆さんに合ったものをご使用されれば良いかと思います。
一応、卓上式と手首式の特徴を説明したものがあるので、ご参考にして見てください。
再び日経です。

卓上式、腕帯はしっかりと 手首式、高齢者使いやすく
 市販されているデジタル血圧計は主に3種類ある。販売台数の約6割を占め、最も多いのが卓上式だ。腕帯を上腕部に巻いて加圧し、自動的に減圧しながら最高血圧、最低血圧、脈拍を測る。巻きが甘いと血圧値が高めに出るので、きちんと巻くようにしたい。
 早朝なら起床して1時間以内の朝食前、排尿をすませ1~2分落ち着いてから測るのがよいとされる。腕に巻いた腕帯が心臓の高さくらいになるよう、腕の角度を調節する。いつも同じ姿勢で測ることが重要だ。2回測り、差が5ミリ以内なら平均して記録する。
 次に多いのが手首式で、全体の約3割を占める。精度は上腕式に比べてやや劣るものの、測定時に服の袖を上腕までめくりあげる必要がなく、高齢者には使いやすい。
 残りは据え置き式の腕帯に腕を突っ込む全自動タイプ。手軽に測ることができ、スポーツジムなどでよく使われている。
デジタル計にはさまざまな
タイプがある(ヤマダ電機
のコンセプトLABI東京店)

どうです。。
自分の体のことを知って、健康寿命を目指しましょう。


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≪和食、1975年の食事 最も「健康的」!?≫ [健康]

長寿大国の日本の和食が世界遺産となり、健康ブームの世界において、和食が一気に注目されるようになりましたよね!
ただ、和食と一言で言っても、色々な沢山のメニューがあります。。
全ての和食メニューが健康に良いのでしょうか。。
その点、あらゆる種類の和食メニュー毎に調べようとすれば、それこそ膨大なメニューの数となり調査するにもキリがないですが、それを各時代の例えば1980年代の和食とか、年代別に区切ればわかりやすく、シンプルになります。
で、実際に年代別に区切って、どの時代の和食が健康に良いのか、ということを調べたようですよ。
ちょっと気になりますよね。興味ありますよね!
そのことを確認してみましょう。
日経のこちらです。

1975年の食事 最も「健康的」
 3年前、和食文化がユネスコの無形文化遺産に登録されました。新鮮で多様な食材と素材の尊重、優れた栄養バランスなど健康面でのメリット、自然の美しさや季節の移ろいを表現した盛りつけ、年中行事との密接な関わりの4点が評価されました。
 しょうゆの多用による塩分過多が胃がんの原因になる点を除くと、和食は低カロリー、低脂肪で、魚介類、大豆、海藻、緑茶の摂取が多く、とてもヘルシーです。
 しかし和食は戦後、その姿を大きく変えてきました。1950年と2010年を比較すると、1人当たりのコメの消費量が半減した一方、肉類などの動物性タンパク質は2倍、脂質は3倍になっています。では私たち日本人にとって、いつごろの食事が最もからだによいものだったのでしょうか?
 東北大学大学院農学研究科の研究チームは、国民栄養調査などをもとに、1960年、75年、90年、2005年の和食の平均的メニューを実際に調理し、粉末化してマウスに8カ月間食べさせました。その結果、一番長寿だったのは、75年のメニューを食べたマウスでした。
 60年は炭水化物の割合が多すぎて、栄養バランスが劣ります。90年には食の欧米化の影響で脂質が増え、マウスの体重増加量は75年より多くなりました。05年は肉類が多くて魚介類や炭水化物が少ないうえ、丼ものなど単品メニューが目立ち、バラエティーに欠ける傾向がありました。
 75年のメニューでは、食品流通網の整備のおかげで魚介類や大豆、海藻などのほか野菜や果実も一年中手に入り、卵や豆類なども食べられていました。そのころのメニューを食べていたマウスは内臓脂肪が少なく、コレステロールの値も低くなっていました。さらに、学習能力も高く、がんの発生率もほかの年代より少なくなっていました。
 90年ごろから現代にかけては、食の欧米化の影響もあり、伝統的な日本食の良さが失われてきたといえるでしょう。和食の健康効果を最も受けてきたのは70歳前後の世代で、それより若い世代についてはやや心配といえます。魚介類、野菜、大豆などの多くの食材をバランスよく食べる和食の良さをもう一度見直したいものだと思います。

如何ですか?
75年というと、40年も前のことですから、60代以上の方じゃないと、この時代の和食のメニューはわからないかと思います。。
ただ、この文章からイメージ出来ることは、現代に比べると、食がまだ欧米化されていないメニューであったように思われます。
で、一方では、んな側面の話しがあるようです。
和食の代表といえば、コメ、ご飯ですが、これが、なんと、実は身体には良くない!?。。という衝撃の話しがあるようです。。
いったい、どういうことでしょうか!・・
引き続き、日経です。

同じ食品 続けて食べない
 ヘルシーさが人気の和食に欠かせないコメは、意外にも、海外ではリスクの高い食品の一つに数えられています。コメに比較的多くの無機ヒ素が含まれているからです。
 ヒ素の毒といえば、かつてヒ素がカレーに混入された事件が思い出されますが、無機ヒ素は土壌に存在する天然の物質です。国際がん研究機関は、発がん性の5段階分類で最もリスクが高い「グループ1」に指定しています。
 欧州連合(EU)は今年から、コメに含まれる無機ヒ素の最大基準値を設定しました。スウェーデンでは乳幼児にコメを与えないように勧告しています。日本での調査研究の結果でも、喫煙する男性の場合、無機ヒ素の摂取量と肺がんのリスクに関連が認められています。
 水田で栽培されるコメは、土壌から無機ヒ素を吸収するため、1キロ当たりの含有量は0.1~0.2ミリグラムに上ります。特に玄米は白米に比べてヒ素濃度が高く、日本産の玄米の2割程度がEUの最大基準値を超えることが、農林水産省の2012年の実態調査からわかっています。
 1日3食、毎日コメを1年食べた場合の発がんリスクを放射線被曝(ひばく)に換算すると、20ミリシーベルト程度に相当します。食品中の放射性物質は、被曝量が年間1ミリシーベルト以下になるように規制されています。日本人が日常的に食べているコメの無機ヒ素による健康リスクは、食品中の放射性物質の健康リスクよりはるかに高いのです。
 玄米とならんで健康的と人気のヒジキも無機ヒ素をコメ以上に含んでおり、英国やカナダなどでは販売が禁止されています。ヒジキを1年間毎日1グラム食べると、30ミリシーベルトの放射線被曝に近い発がんリスクがあるとされています。
 内閣府食品安全委員会は、「ヒ素について食品からの摂取の現状に問題があるとは考えていない」としています。ただ、玄米やヒジキばかり毎日食べるのはお勧めできません。これに限らず、食品にはさまざまなリスクがありますので、同じ食品を続けて食べないことが大原則です。
 「放射能は1ベクレルも許さない」と言いつつ、コメのヒ素は意に介さないとしたらバランスを欠きます。リスクの比較をしながら全体を見る広い視野が大切なのです。

どうです?
まさか、コメ、玄米、ついでにヒジキが身体によくないなんて。。
ただ、要するに、同じものを食べ続けてはいけない、ということですね。
日本人として、ご飯、味噌汁をやめる、なんてことは、さすがにあり得ないですからね。。。
で、75年の和食の結果は、マウス実験でしたが、実際に人間はどうなの?って思いますよね。。。
なので、人間でも実験したようですよ。
ならば、是非、実験結果を聞きたいですよね!
最後も日経です。

和食 リスク軽減に一役
 日本人が過去に食べていた食事を粉末にしてマウスに与えたところ、1975年当時のメニューがもっとも健康長寿をもたらし、がんも少なかったことを前々回に紹介しました。では、人間ではどうでしょうか。
 マウスの実験をした東北大学の研究グループは、その後、日本人を対象にして、75年当時の食事の有効性を検証しています。健常者と軽度肥満者に、75年型の食事と現代型の食事のどちらかをくじ引きによって割り当て、4週間食べてもらいました。そして、健康に与える影響を調査しました。
 健常者の中で75年食を食べた人は、現代食を食べた人に比べてストレスの減少と運動能力の向上が明らかでした。軽度肥満者でも、75年食を食べた人は現代食を食べた人より、BMI(体格指数)や体重が明らかに減少していました。さらに、悪玉コレステロールや血糖値、腹囲も減少し、善玉コレステロールが増加する傾向が見られました。
 75年型の食事の特徴は「多様性」です。大豆製品や魚介類、野菜、果物、海藻、きのこ、緑茶など、いろいろな素材を少しずつ食べる。こんなふうにバラエティーに富んだ食材を使うことは、がん予防の面でも有用です。
 多くの日本人は、食べ物は基本的に安全であり、残留農薬や添加物だけが危険だと誤解しているようです。ですが天然の食材にも、発がん性のある物質はたくさん含まれています。その代表が、土壌中に存在し、コメやヒジキに多く含まれる無機ヒ素です。天然物質の中で、最も発がんリスクが高いとされています。
 ヒジキはともかく、コメは日本人には欠かせません。ですが、栽培条件を工夫して土壌中のヒ素を吸い上げないようにすると、やはり発がん性を有する天然のカドミウムが増えてしまいます。
 ハムやソーセージなどの加工肉にも発がんリスクはありますし、ジャガイモなどを加熱すれば発がん性のあるアクリルアミドが発生します。一見安全に見える天然の食材にも、さまざまな危険が潜んでいるのです。
 発がん性のあるものをすべて避けるのは、現実的ではありません。伝統的な和食は発がんリスクの分散にも大いに役立ってきたと思います。

当たり前かもしれませんが、やはり、マウスも人間も同じ検査結果なんですね。
いずれにしましても、これで確信されましたね。
75年の和食を意識することが大事、必要、ということですね。


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≪日本人の平均寿命、男女とも最高更新!≫ [健康]

先日、最新の世界の寿命国ランキングが発表されました。

今回、日本は、残念ながら香港に負けて順位が後退してしまいましたが、変わらず、長生きの国であることに変わりはありません。

ちなみに、日経のこちらです。

日本人の平均寿命、男女とも最高更新 世界首位は香港 
15年、厚労省調査

 2015年の日本人の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳で、いずれも過去最高を更新したことが27日、厚生労働省の調査で分かった。がんや心臓病などの治療成績の向上が要因とみられる。国際比較では、12年以来世界1位だった女性が香港に抜かれて2位となり、男性も3位から4位に順位を下げた。

 15年の平均寿命は14年と比べて女性が0.22歳、男性は0.29歳延びた。過去最高の更新は女性が3年連続、男性は4年連続。日本人の平均寿命は戦後ほぼ一貫して延び続けてきた。厚労省は「医療技術の進歩などで平均寿命はまだ延びる余地がある」とみる。

 平均寿命を主な国・地域と比較すると、女性は香港が87.32歳で4年ぶりに1位となった。前年に比べ0.57歳延びた。男性も1位は香港(81.24歳)だった。

 平均寿命は死亡率が今後も変わらないと仮定し、その年に生まれた0歳児があと何年生きられるかを表す。同省の試算では、15年生まれの男女が後期高齢者となる75歳まで生きる割合は女性が87.7%、男性が74.6%。90歳まで生存する割合は女性が49.1%、男性は25.0%としている。

 また15年生まれが将来、がん、心臓病、脳卒中のいずれかで死亡する確率は女性が46.92%、男性が51.60%と試算した。これらの病気で亡くなる人がいなくなると仮定すると、平均寿命は女性で5.88歳、男性で7.16歳延びると推定した。


国・地域別の平均寿命(歳)
女 性
(2)香港87.32
(1)日本87.05
(3)スペイン85.58
(5)韓国85.5
(6)スイス85.2
男 性
(1)香港81.24
(2)アイスランド81.0
(3)スイス81.0
(3)日本80.79
(3)シンガポール80.4

(注)厚労省の資料を基に作成。カッコ内は前年の順位。スペイン、韓国、スイスは14年の数値

そこで、皆さんに質問です。

日本は長生きの国ですが、日本の中で一番長生きの都道府県は、何処だかご存知でしょうか。

こう言われると、私たち日本人でも知らない人が殆どではないでしょうか。

それでは、何処なのか確認してみましょう。

日経のこちらです。

長野にみる予防の大切さ 中川 恵一 (東京大学病院准教授)

 30年以上がんの専門医として2万人を超える患者の治療に関わってきましたが、多くの日本人は最先端医療を受けることこそが、がん死亡を避ける上で一番大事だと思っているようです。治療法も重要ですが、もっと大切なのが予防です。そのことを如実に示してくれるのが長野県です。

 日本は世界に冠たる長寿国ですが、地域別では平均寿命をはじめとする健康指標には大きなばらつきがあります。

 がん死亡率は都道府県別では長野が最も低く、青森がワーストです。各県の年齢構成を考慮した人口10万人あたりのがん死亡数(年齢調整がん死亡率)では、青森は98.0人で、68.3人の長野より43%も多くなっています(2014年人口動態統計)。

 平均寿命でも長野は男性80.88歳、女性87.18歳でともに1位ですが、最も短命なのは青森(男性77.28歳、女性85.34歳)で、長野とは男性で3.6歳、女性で1.8歳の差があります。男女差も8.1歳と全国で最大で、男性の短命ぶりが目立ちます。

 がんの半分から3分の2が生活習慣が原因ですから、長野のように長生きする生活習慣を持つ人が多い県ではがんで死ぬことも少なくなるのです。青森は逆に、男性の喫煙率は全国1位、女性も2位(2013年)で、肥満指数もトップクラスの上、野菜摂取や運動が足りません。その点、長野県民は喫煙も肥満も少なく、野菜摂取量は男女とも1位ですから、平均寿命にもがん死亡率にも歴然とした差がついてしまいます。

 全国に344ある医療圏のなかでも、全国平均と比べてがん死亡が少ないトップ10(男性)のうち、5つが長野県下にあります。飯伊医療圏が全国トップで、上伊那、松本、木曽でベスト4を占め、諏訪が8位です。

 しかし、長野県は過疎地域が多く、先端的な医療機関が多いわけではありません。この5つの医療圏で、がんの高度医療が充実しているのは松本くらいです。東京の国立がん研究センターをはじめ、全国で32カ所のがん医療の中核的病院が「全国がんセンター協議会」をつくっていますが、長野県にはこの協議会に所属する病院はありません。長野は最先端医療ではなく、予防によってがんを減らし、長寿を達成したといえます。

 


如何ですか?

この結果は偶然なのでしょうか。

いいえ、必ず結果に結びつく何かしらの理由、原因があるはずです。

それは、一体なんのなんのでしょうか。。

気になりますよね?

確認してみましょう!

引き続き、日経のこちらです。

長野、生活改善で健康長寿 中川恵一 (東京大学病院准教授)

 平均寿命日本一の長野県はがんの死亡数が最も少ない県でもあります。しかも、人口が減少傾向にあり、高度な医療機関も少ない伊那、飯田、木曽といった医療圏で、がんの死亡数が少ないことに特徴があります。

 かつて、日本で脳卒中が一番多かったのが秋田、2番目が長野という時代がありました。長野県民は最近まで、野沢菜などの塩辛い漬物の摂取が多く、若い世代の脳卒中も多かったのです。

 秋田は県立脳血管研究センターなど高度で専門的な医療機関の整備を進めました。しかし、いまだ脳卒中による男性の死亡率が全国3位(2010年)で、がん死亡率も第4位に甘んじています(2012年)。

 一方、長野県は財政的な問題もあり、高度医療への投資は限定的でした。人口10万人当たりの医師数は全国33位、病床数は35位にとどまっています。

 その分、予防医学に熱心に取り組んできました。保健師の数が多いばかりか、住民の中から、保健師の活動を助ける「保健補導員」が組織されました。

 さらに、保健所の栄養教室の修了者から「食生活改善推進員」が選ばれ、住民の食生活の改善を中心に、健康づくりのための実践活動の輪を広げました。その結果、長野の男性県民の脳卒中死亡率は全国13位と大きく改善しています。

 栄養や保健に関して長野県が熱心に取り組んだ活動の結果、県民の生活習慣は大きく改善されました。野菜摂取量は都道府県中トップで、肥満やメタボリックシンドロームの人の割合、喫煙率も低くなっています。

 さらに長野は、65歳以上の高齢者が全国で一番働く県で、社会活動・ボランティア参加率も上位にランクされています。また、精密機械関連の工場などの誘致が進んで県民所得が高いです。経済が安定していることが健康長寿にプラスになっていることは間違いありません。

 生きがいを持って長く働きながら、健康的で経済的にも安定した生活を続ける。こんな当たり前のことが、がんの死亡数を減らして健康長寿をもたらすのです。がん治療の高額化が話題になる今、長野の成功に大いに学ぶ必要があると思います。

 

どうです?

長寿日本を牽引している長野の取り組みを取り入れれば、日本国の平均寿命はもっと延びるということですよね!

皆さん、長野を見習って健康寿命を延ばしましょう!!


 

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≪これからは、がん治療、仕事と両立!!≫ [健康]

2人に1人の割合でかかる日本の国民病、がんに対する取り組みが広がっております。

がんは、医療の発達から、がんの種類によって治すことの出来る病、という位置づけに変わってきました。

これからは、さらに定年が伸び、働く期間が長くなることで、がんを治療しながら働く人の割合がより高くなっていきます。

このことについて政府は、がん治療に対する国としての指針を定めることを決めたようです。

早速、チェックしてみましょう。

日経です。


がん治療、仕事と両立 企業、医師と連携を

厚労省指針 情報共有、ひな型提示/休暇、時間単位もOK


 厚生労働省は23日、がん患者が仕事と治療を両立できるよう支援する企業向けの初の指針を策定した。患者の症状・治療方法や勤務内容などの情報を企業と医師が共有し、時間単位の休暇制度を導入することなどを求めている。がんを治療しながら働く人は約32万人に上っており、指針を示すことで仕事を続けやすい職場環境づくりを後押しする。

指針はまず、がんになった従業員が安心して自身の病状を相談できる窓口を設け、医師と企業が患者の情報を密接に共有するよう求めた。

 そのうえで(1)患者が自身の業務内容を主治医に伝える(2)主治医が病状や治療の内容、働き続けるうえで望ましい配慮を判断して企業に伝える(3)企業は主治医 や産業医、患者の意見を踏まえて就業継続の可否を判断――との具体的な流れを示した。

 就業可能な場合は必要な対策やスケジュールを盛り込んだ「両立支援プラン」を策定するのが望ましいとした。

 患者や主治医、企業の間でやり取りする際に使用する書面のひな型も示し、活用を促した。

 がん患者は抗がん剤の投与など短時間の治療が定期的に繰り返されるケースがあると指摘。導入が望ましい対策として▽時間単位の有給休暇制度▽時差出勤や在宅勤務制度▽長期間休んでいた場合の復帰に向け勤務時間や日数を短縮した「お試し出勤」制度――などを挙げた。

 厚労省の2010年の推計では、働きながらがん治療を受けている人は全国で約32万5千人。国立がん研究センターが1月に公表したデータによると、医療技術の向上などで、全てのがん患者の10年後の生存率は6割近くまで上昇している。

 一方、厚労省の12年の調査によると、がんと診断された後、患者の約2割が元の職場を退職していた。医療関係者は「実際には仕事の継続が可能なのに、治療に専念することを考えて離職してしまうケースも少なくない」と話す。

今回の指針はがんだけでなく、脳卒中や糖尿病、肝炎など継続して治療が必要な病気の患者も対象にしている。

 

如何ですか?

長寿大国として、避けることの出来ないがんに対して、むしろ立ち向かい、仕事とがん治療の両立のノウハウを作ってしまおう、というわけです。

国として、がん対策のノウハウが出来れば、今後、日本と同じような状況になる他の国に対しても、ノウハウを教授することが出来ます。

これは良いことですよね!

その上で、指針も大事ですが、現実的な問題があります。

それは、がん治療費についてです。

がん治療費について、日経で、がんコラムの連載をしている中川先生がお話ししておりますので、見てみましょう。

ということで、引き続き日経です。

治療時、収入維持難しく 中川恵一

 がんの医療費は高いという印象を持つ人が多いと思います。たしかに、100万円以上かかる手術は珍しくありません。最新の分子標的薬を使うと、200万円以上かかる例もあります。しかし、がん治療の大半は健康保険が適用されます。自己負担は3割(70歳以上は所得によって1~3割)になります。

 また、保険で認められた治療では「高額療養費制度」が使えます。1カ月にかかる個人負担には上限が定められています。たとえば標準報酬月額28万~50万円の人の場合、負担額の限度は8万円あまりになります。

 さらに、高額療養費として払い戻しを受けた月数が過去1年間で3カ月以上あれば、4カ月目からの限度額は4万4400円になります。差額ベッド代は全額自己負担となりますが、放射線治療では、ほとんどのケースで入院が不要なため、医療費の心配も少なくなるわけです。

 こうした制度を使うことで、がん治療に伴う実質的な負担額は平均24万円程度ですみます。この数字を見れば、高額という印象が和らぐでしょう。しかし、医療費より大きな問題があります。それは収入が減ることです。

 厚生労働省の調査によると、全がん患者の3人に1人が20~64歳の働く世代です。32万人が仕事をしながら通院しています。さらに、18歳未満の子供を持つがん患者は5万人を超えています。この人たちの診断時の平均年齢は男性が46歳、女性が43歳で、子供の平均年齢は11歳と、まだまだ教育費がかかります。

 一方、がんと診断された会社員のうち、30%は依願退職し、4%は解雇され、仕事を続けられたのは半数以下というデータもあります。自営業者では13%が廃業に追い込まれています。また、がんが見つかると、平均で395万円あった年収が167万円に激減してしまいます。現役世代ががんになったら、いかに仕事を続けるか、収入を維持するかがポイントになります。

 がんと診断された時点で6%の方が退職していますが、がんの通院治療が当たり前となった今、もったいない話です。女性が社会に進出し、定年延長で働くがん患者も増えています。がん保険なども活用して、いざという場合に備えておく必要があるでしょう。(東京大学病院准教授)

 

どうです?

こういう医療制度やがん保険のことなど、日ごろからチェックしておかないと、生活を脅かすことになってしまいます。

誰も教えてくれませんので、自分で調べるしかありません。

で、こうした世の中の時代背景から、本来がん経験者は、生命保険に加入することが難しかったのが、条件を緩和する保険サービスが出るらしいですよ!?

それがこちらです。

最後も日経です。

がん経験者も加入可能

アフラック、がん保険の新商品

 アメリカンファミリー生命保険(アフラック)は22日から、過去にがんを経験した人でも入れるがん保険を発売する。がん治療を終えて5年以上などの条件を満たせば加入できる。通常のがん保険と同じように手術、放射線、抗がん剤の3大治療を保障する。がんにかかる人は増え続けているが、生存率は上がっており、がん経験者のニーズを取り込む。

 アフラックはがん保険の保有契約でシェア7割弱を握る最大手。過去の膨大な保険金支払いデータを活用し、新商品を開発した。

 これまではがんにかかった人が保険に入るのは難しかった。

 アフラックの新商品はがん治療を終えた日から5年以上がたち、過去5年以内にがんの診断を受けていないといった条件を満たせば加入できる。

 がん経験者でも入れるがん保険は一部の損害保険会社なども取り扱っているが、がん保険最大手の参入で普及に弾みがつきそうだ。

以前は、がんと言えば、イコール死、というイメージでしたが、がんはここまで身近になりました。

今後は、がんが特別なものでなはなく、誰にでも病気になるかもしれない身近な病気として、早期発見、検診に努めることが当たり前の社会になっていくでしょう。



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≪職場の患者、高齢化で増加! 「がん社会」の到来!!??≫ [健康]

1月はじめ、全国のがん患者情報を一元管理する全国がん登録が始まりました。

全国の医療機関からのがん患者の情報共有をして、正確ながん患者数や生存率を把握することや、がん治療に役立てよう、
ということが目的の試みだそうです。

これは、とっても良い試みですよね!

早速、チェックしてみましょう。  
日経のこちらです。

国立がん研究センター、「全国がん登録」の業務開始

国立がん研究センターは8日、全国のがん患者に関する情報を一元管理する「全国がん登録」の業務を開始した。すべての病院などからデータが集まり、がん患者の正確な人数や生存率などを把握できるようになる。情報を分析して、がん治療や予防などに役立てる考えだ。

がん登録推進法が1月1日に施行されたのを受けた。全国のすべての病院と指定を受けた診療所に対し、がんと診断された人の情報を都道府県に届け出ることを義務付けた。がん患者の情報を漏れなく集められるようになる。データは国立がん研究センターに設置したがん登録センターが一元管理する。

従来は、各都道府県が一部の病院の協力を得て独自にがん登録を進めていた。がん患者数や生存率を正確に把握できず、有効な対策立案に限界があった。

各病院はがんの種類など26項目のデータを都道府県を通じて、国立がん研究センターのデータベースに送る。2018年中にも、全国と都道府県別のがん患者数を公表する予定だ。

分析した結果は、がん対策に役立ててもらう。検診の効果なども分かると期待される。医療機関別のがん治療の効果なども比較できるようにする計画だ。

如何ですか?

医療機関の電子カルテの情報共有が失敗に終わっているため、こちらはしっかり運用してもらいたいですよね。

で、今回、なぜ私が、がん登録の話をしたと思いますか?

それは、ご存知のように、がんは日本の国民病で、日本の死因第1位で、もはや生涯のうち2人に一人はがんになる。。と言われておりますが、
今後は、さらにその確率が高まる!だろうから、なんです。。。

ええっ!! がんになる確率がさらに高まる!!

はい、そうなんです。。

それは、どういう根拠に基づくものだと思いますか?

わかりません。。

では、こちらを見てください。

引き続き、日経のこちらです。

職場の患者、高齢化で増加 中川恵一

日本人の平均寿命(2014年)は男性が80.50歳で世界第3位、女性は86.83歳で3年連続世界第1位でした。平均寿命とは、その年に生まれた赤ちゃんが何歳まで生きるかの期待値です。

平均寿命を押し下げている病気のトップは、男女ともがんです。仮にがんによる死亡がゼロになった場合、男性は3.80歳、女性でも2.94歳、平均寿命が延びると推定されています。もしそうなれば、男性は85歳近く、女性は90歳近くまで生きることになります。

日本が世界トップ級の長寿国を達成できたのは、さまざまな理由からです。国民皆保険制度による医療の充実、世界で最も低いレベルにある新生児や乳児の死亡率、和食に代表されるバランスのよい食事や体を動かす生活習慣、貧富の差が少ない社会のあり方などが挙げられます。勤勉で労働意欲が高く、高齢になっても社会参加率が高い点も重要だといわれます。

実際、65~69歳の就業率は男性で5割、女性で3割に上ります。また、15歳以上の就業者総数に占める65歳以上の高齢者の割合は10%を超えています。これは他の先進国とかなり異なります。欧米の主要国はいずれも数%と低い値にとどまっています。いかに日本の高齢者が働いているかが分かります。

日本の社会は若者が減る一方で、それを補う移民もほとんど受け入れていません。高齢者が働かなければ、経済成長や社会保険制度を維持できないと思います。がんは細胞の老化といえる病気ですので、高齢者が仕事を続ければ職場にがん患者が増えることになります。まさに「がん社会」の到来です。

日本人は確かに長寿となりましたが、平均寿命と並んで大事なのは、健康問題で生活が制限されない「健康寿命」を延ばすことです。13年の健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳で男女とも世界トップですが、平均寿命との差は男性で約9年、女性で約12年あります。01年と比べて、この差は広がっています。

男性が65歳まで働いて退職すると、身体的にセカンドライフを満喫できる期間は6年程度です。残念ながら、思ったほど長くありません。

どうです?

長寿で働く高齢者が増えることは素晴らしいことですが、その分、このようなリスクがあるわけですね。。。

近年、芸能人のつんくさんが喉頭癌で声を失ったり、北斗さんが乳がんで乳房を切除するなど、芸能人によるがん発症で、がんが本当に身近な病気である、ということを実感させらますよね。

特に、アンジョリーや北斗さんの乳がん切除は、女性に影響を与えているようですよ。

というのも、近年、女性で乳がん検査をする人が増えているようです。

さらに日経のこちらです。

乳がん検診の希望者急増
北斗晶さんら公表で関心、20~30代は「自己触診を」

タレントの北斗晶さん(48)ら著名人の乳がん公表を機に、医療機関などに乳がん検診の予約や問い合わせが急増している。がん対策は早期の発見・治療が有効だが、乳がんは若い女性の場合、検診による発見率が低く、放射線被曝(ひばく)も伴う。専門家は「40歳未満は自己触診で十分。検診のデメリットも知った上で判断して」と呼びかけている。

「職場で私のような40代だけでなく、若い人の間でも乳がん検診が話題に上るようになった」。10月、がん研究会有明病院(東京・江東)で乳がん検診を受けた都内の女性会社員(41)は話す。

同病院によると、北斗さんが乳がんを公表した9月以降、乳がん検診の予約が殺到。現在は2月まで約3カ月待ちの状態という。自治体にも問い合わせが相次ぎ、大阪市のがん検診専用電話には乳がんを含むがん検診の予約や問い合わせが以前の3倍に急増した。乳がん予防などを啓発する東京都板橋区の女性健康支援センターでは、検診料の問い合わせなどが増えているという。

リクルートライフスタイル(東京・千代田)が運営し、全国の医療機関のがん検診が予約できるウェブサイト「人間ドックのここカラダ」でも、乳がん検診を含む婦人科検診が11月中旬までの約2カ月で前年同期比約5倍になった。

国内の40~69歳の乳がん検診の受診率は2013年で34.2%。50~80%台の欧米に比べると低く、厚生労働省は乳がん検診の無料・割引クーポン券を発行する自治体に補助金を出すなどして、50%に上げることを目指している。

ただ、20~30代の受診には懸念する声もある。がん研有明病院の大野真司乳腺センター長によると、乳房を押しつぶしてレントゲン撮影するマンモグラフィー(乳房エックス線撮影検査)は、乳腺とがん組織が共に白っぽく映るため「がんと疑わしい」との診断が出る確率が高い。40代でも1000人中約100人が確定診断のための精密検査に回る。乳腺が発達している30代ではさらに多いという。

精密検査はコンピューター断層撮影装置(CT)を使うため、被曝線量はマンモグラフィーの数十倍になる。CTでもがんが見つからなければ、検査のため胸に針を刺して細胞を採取したり、手術で胸の細胞を切除したりして傷痕が残る場合もある。最終的にがんでないと分かっても、身体的かつ精神的な負担は重い。

このため、厚労省は40歳以上に対し2年に1回検診を受けることを推奨。がん・疾病対策課は「乳がん検診には被曝リスクもある。リスクと利益を比べると40歳未満には国として推奨はしていない」と話す。

大野センター長は「マンモグラフィーは痛みを伴うため、30代までに受診してもそれ以降足が遠のいてしまう人も多い」と指摘。40歳未満の女性には日常的な自己触診によるしこりの有無などの確認を勧める。その上で「検診の利益と不利益を正しく知り、40歳以上の女性は定期的な検診と併せて自己触診を習慣づけることが重要」と話している。

 
 
 
乳がん予防の啓発や相談にも対応
する女性健康支援センター
(東京都板橋区)


僕は、文中でご紹介しました「中川恵一」さんの、日経のがんのコラムを読むことで、がんに対して意識するようになりました。


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≪願いは健康長寿: (1)ママたちは食べ物が心配!? (2)あと30年働けますか!??≫ [健康]

ペヤングのゴキ混入から始まり、マックの異物騒動は言わずと知れた状況です。。

このような中、私たち消費者は、食の安心安全に対して、今まで以上に敏感にならざるを得ない状況になってしまっております。。

特に、小さなお子さんを持つママたちは厳しい目をお持ちです。

ちょっと日経のこちらを見てください。
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願いは健康長寿 (1)ママたちは食べ物が心配

 
「ゼロリスク」価値を生む


東京都小平市。冬の寒さを感じさせない栽培ハウスの中で、ホウレンソウが元気に育っていた。

「小さな子どものお母さんたちから『おいしい』と言われるのがうれしい」。有機農産物を宅配する「大地を守る会」(千葉市)に野菜を卸す農場主のKさん(42)は話す。ホウレンソウは妊娠中の女性に必要な栄養素、葉酸に富む。Kさんは農薬や化学肥料も一切使わない。こうした情報が大切な価値となる。



「できるだけ自然」
 
年の初めに家族や自分の健康と長寿を祈った人も多いだろう。その願いは世代を超え共通するが、中でも妊娠や出産を控えた女性たちには切実だ。追い求めるのは「ゼロリスク」。現実にはあり得ない100%安全な食品や農水産物だ。
 
大地を守る会の利用者は約20万人おり、うち9割強を女性が占める。その大半は妊娠や出産をきっかけに利用し始めた。東京・杉並の主婦、Mさん(34)もそんな一人だ。昨年、長男を産み「子どもにはできるだけ自然な食べ物を食べさせたい」と心から思う。
 
神経質との声もあるが食品メーカーや農家から見れば健康やゼロリスクへの切実な需要は新たな商機と映る。無農薬、有機、国産……。こんな食品や農水産物の情報が市場を広げる。
 
タリーズコーヒージャパンのグランツリー武蔵小杉店(川崎市)はいつもマタニティー服を着た女性たちでにぎわう。「デカフェでお願いします」。眠気ざましでコーヒーを飲むサラリーマンと異なり、彼女たちはみな一様にカフェイン抜きのコーヒーを注文する。
 
カフェインは胎児に影響する妊娠中や授乳期には控えた方がよいとされる。だが、この店ではほぼ全てのコーヒーをカフェイン抜きにできる。彼女たちが殺到するのも無理なかった。同社の広報担当者は「これほど潜在需要があったとは……」と驚きを隠さない。

 
カフェインの入っていないコーヒ
ーが母親たちに人気(川崎市内の
タリーズコーヒー)

 
絶対的な安全・安心を求められるだけに、消費者の不安の声には迅速な対応が欠かせない。国産野菜100%の離乳食を売り物にする和光堂は「コオロギが入っていた」との苦情に対し混入経路をまだ特定できない8日の段階で対象商品の自主回収に踏み切った。

 
情報開示カギに
 
粉ミルクやベビーフードも手掛ける明治は「赤ちゃん相談室」を設けた。「甘いものばかり好んで食べますが将来の健康に影響しないでしょうか」。母親たちのこんな悩みに同社の栄養士たちが電話で答える。
 
どの世代よりも強く食と農にリスクゼロを求める若き母親たち。精神科医のAさん(55)は「現代の母親は子育ての自信や相談相手がなく、あふれる情報に翻弄されることが多い」と指摘する。衛生管理を含めた適切なリスク情報開示や消費者との意思疎通が付加価値を生む。
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いかがですか?

日本の品質が高くなるのは、このような文化の下に成り立っているからなのかもしれません。

その一方で、このような問題も生じているようです。

続いても日経です。
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小さな赤ちゃん、終戦直後より割合高く 

女性の「やせ願望」も一因か


かけがえのない命を育む妊娠期の食。日本は体重の増えすぎで妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にならないよう栄養指導に力を入れているが「必要な量を食べていない妊婦も多い」(F早大教授)という

20代女性の1日あたりの平均エネルギー摂取量は1628キロカロリー。厚生労働省の食事摂取基準(2015年版)が定める「普通の身体活動レベル」の推定エネルギー必要量である1950キロカロリーを大きく下回る。

 
女性の「やせ願望」もエネルギー摂取不足の一因とみられる。厚労省の国民健康・栄養調査によると、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った体格指数(BMI)が18.5未満のやせている成人女性の割合は13年調査で12.3%(前年比0.9ポイント増)と過去最高を更新した。中でも20代が21.5%と最も高く、30代も17.6%と高かった。
 
やせ願望の強い妊娠前の食習慣が妊娠中も続く結果「栄養状態の望ましくない妊婦が多いと考えられる」(厚労省)。妊婦はエネルギー摂取量を増やす必要があるのに、実際の摂取量は07~11年平均で1787キロカロリーとかなり低めだ。
 
妊婦が栄養不足だと新生児の体重も低くなりがちだ。2500グラム未満で生まれた子どもの割合は13年に9.6%と「食料不足だった終戦直後と比べても3割高い」(F早大教授)。出生時の体重が低いと将来、生活習慣病リスクが高まるとの研究もあり、妊娠期の食の大切さが見直されている。

 
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どうです?

食の安心安全に敏感になる一方で、女性ならではの女心があるようです。。

しかし、食の安心安全を望んでも、しっかり食べる時に食べないと何のための安心安全かわかりません。結局のところ我々は、健康長寿を望むために、食の安心安全を求めているわけです。

それが、長寿大国、日本ににつながるのです。

続けて日経を見てください。
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願いは健康長寿 (2)あと30年働けますか

サプリに断食…私流探し


ビタミン、アミノ酸、鉄、必須脂肪酸……。慶大医学部の教授、Tさん(59)は毎食、数十粒のサプリメントで締める。量は1日128錠。14年前、研究の一環で、不足しがちな栄養を補うために飲み始めたが、今では主食のようだ。

野菜中心の食事をとり、運動も欠かさない。それでも「最適量の栄養はとれない」からサプリで補う。「飲むのをやめたら体調が悪くなった」



3日ぶりの食事
 
「白菜ってこんなにおいしかったの」。昨年11月下旬、栃木県の「アイランドホテル&リゾート那須」で、K子さん(58)は3日ぶりの食事に舌鼓を打った。直前2日間、口にしたのは野菜や果物のジュースと水だけ。数カ月に一度の断食だ。
衣料品企画会社を経営し仕事優先の生活。外食中心で脂っこい食事になりがちだ。「断食で体をリフレッシュさせる」
 
働き盛りの30~50代に新しい食が広がっている。市場調査のインテージ(東京・千代田)によると、国内の健康食品・サプリ市場は約1兆5000億円。効能の裏付けがあるものは少ないが、年々拡大を続ける。断食プランも盛況。プリンスホテルは首都圏で年10回ほど2泊3日の「週末断食」を提供。中高年の人気を集める。
 
食べることに不自由があまりなかった世代だ。世界の料理や食材に親しみ、体はふくよかに。40代男性の肥満者の割合は35%(2013年)。20年前から10ポイント上昇し男女の全年代で最高になった。
 
一方で健康維持に懸命だ。30~40代男性の2割近くが週60時間以上働く。55歳だった定年は事実上65歳に伸びた。年金不安から70歳以降も働こうと考える人も。だから体によいと聞けば、新しい食をためらわない。
 
食事のあり方は古来、ビジネスの事情に左右される。日本に1日3食が定着したのは江戸時代。ろうそくの普及や労働の長時間化が原因という。米国は20世紀初め。トーマス・エジソンが電気トースターを売るため「1日2食は不健康。3食食べよう」と宣伝したことが大きい。グローバル化で仕事の時間が一様でなくなった今、「食事の中身や取り方が多様化するのは当然」。東京家政学院大学の名誉教授、S子(71)は言い切る。

 
社員の栄養管理
 
労働人口が減る中、社員に長く働いてもらうため、企業も健康な食の確保に乗り出した。
 
「最近、脂質が多いな」。社員は自席のパソコンで栄養摂取状況を確認して社員食堂へ。オタフクソース(広島市)本社の昼の風景だ。昨年、栄養管理システムを導入した。
 
総務部長のHさん(51)はこの1年で体重が7キログラム減った。「昼食だけでもチェックすれば、体は変わる」。将来はデータを生かした健康指導に発展させる計画だ。

 
社員食堂で食べた食事情報の履歴
が個人のパソコンに表示される
(広島市のオタフクソース)


 
バブル景気に沸いた80年代末、「24時間、戦えますか」が売り文句のドリンク剤が人気を集めた。それを飲み疾走した若手も50代に。食で追い求めるのは長距離走だ。あと30年、働けますか。模索は続く。
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模索が続く中で、このようなデータ分析もありようです。

最後も日経です。
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肉類摂取、40年弱で4割増 量から質へ、長寿を後押し


年に日本人の平均寿命は男性が50.06歳、女性が53.96歳だった。その後は右肩上がりに伸び、2013年には男女とも80歳を超えた。世界に冠たる長寿国になれた一因は食生活の変化と見られる。

高度経済成長を終えた75年を基準にすると、2013年までに摂取量が最も伸びたのが肉類だ。40年弱で4割近く増えている。牛乳など乳類は2割程度増え、野菜類も1割強増えた。

 
一方、大幅に減ったのが米や果物で3~4割減。魚介類も減少傾向で、食べた量を重さで比べても00年代後半に肉類と逆転したままの状態が続く。
日本人全体のエネルギー摂取量は低下傾向にある。そうした中で寿命を伸ばしたのは「食の量ではなく質が変わったからだ」と人間総合科学大学のS教授は指摘する。肉類の増加で筋肉作りに欠かせない必須アミノ酸などを多く含む動物性たんぱく質を効率よく摂取できるようになった要因が大きいという。
特に長寿化をけん引する70代以上は03年からの10年でたんぱく質に富む肉類と乳類の増加率がほかのどの世代よりも多い。魚もほかの世代に比べて減り方が少なく「最もバランスが良い世代」(S教授)だ。
 
今の70代以上は戦後の食糧難も経験し、若い頃は粗食だった。食生活の変化が高齢化の進行と重なり、長寿を支えているとの見方もできそうだ。

 
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贅沢のための豊さではなく、豊になることで、きちんとした食事を食べれることが出来るようになり、それが結果的に健康長寿になる、ということは、人間が生きていく中で必要な豊かさです。


医療の発展の一方で、健康長寿の病気予防が、保険料もかからず、一番大事です。

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