≪IT業界における英語翻訳と通訳・・・⑵≫ [アドバイス!]
昨日は、英語翻訳の泥臭い面の一例をお話ししました。
そして、そこまで翻訳のプロとして特化してやらずとも、作業の中で英語を使ったお仕事をすれば良い、ということでお話しを終わらせておりました。
本日は続きとして、このことをお話ししたいと思います。
作業の中で英語を使うというのは、外資系企業など、外国人がいる職場や海外支店とのやり取りが生じるお仕事などになります。。
そこで!
ここで出てくるのが英会話、つまり通訳のお仕事になるわけなんです。
と言いましても、通訳のプロではありませんので、誤解がないようにてください。
あくまでも、ここで申し上げているのは、業務レベルで使用する英語のお仕事、ということです。
で、先に翻訳のプロのお仕事を紹介しましたが、翻訳のプロではなく業務上で英語を使ったお仕事をする、となると、
実は翻訳スキルよりも通訳の会話スキルの比率の方が、断然使う機会が多く、必要とされるスキルとなります。
つまり、何が言いたいか、と言いますと、マニュアル翻訳などの翻訳だけ、というお仕事の案件というのは、専門に特化してしまう、というところがあり、意外と作業レベルで出来る翻訳だけのお仕事案件というのは、あまりない、ということなんです。。
もっとわかりやすく言いますと、通訳もあって翻訳もある、というお仕事はあるのですが、翻訳のみ、というお仕事ですと、なかなか、ないというのが現実なんです、ということなんです。
ちなみに英会話だけのお仕事でしたら沢山あります。
ですから、英語をつかったお仕事がしたい人は、どちらかと言えば、会話が出来たほうが良い、ということになります。
ただし、先日もお話しましたように、英会話だけではNGです。
日本企業の経験があって、ITの最低基本知識や経験(クライアント、LAN、PC周辺機器、インターネット、メールなど)
があること。
そうすれば、カスタマーサービス、ヘルプデスク、OA事務、OAオペレータなどのお仕事があります。
翻訳だけですと、これらのお仕事で就業することが出来ません。。
簡単に言いますと、これが翻訳と通訳の違い、になります。
その上で、通訳業務に特化した業務はないか、ということですが、これは、今度は翻訳同様に、あるにはあるのですが、やはりプロになりますので、かなりの専門になります。
ご存知であると思いますが、同時通訳レベルとなると、相当の英語レベルが求められます。
同時通訳までいかなくても、バイリンガル、ネイティブ、ビジネス英語が出来れば良い、というわけではなく、やはり、その業界、分野の業務知識や経験が必要です。
ITのシステムやネットワーク、開発知識、自ら技術者としてのプロジェクト経験など。。
例えば相手が外国人のエンジニアの人であれば、何を言っているか理解できなければなりませんし、日本のエンジニアの人にも、ちゃんと日本語で説明できなければなりません。
そういうことが出来るためには、少なからず、IT業界で、自らが英語を使った作業、業務を経験しなければ、実務レベルでの実態までを理解することは出来ません。
ですから、ただ英語が話せればよい、というわけではない、ということを、とにかく知ってください。
ですから、TOIECは750点~850点くらいあれば、もう勉強はしなくても良いですので、そこから他の教養を身につけることを考えてください!
TOIEC900点はすごい!とは思われますが、実務上ではそこまでは求められてはおりません。
実務でお仕事するための実利を生み出す勉強に英語を武器として活かしてほしい、と思います。
以上です。
2回に分けて英語についてのポイントはお話させて頂きました。
今度はどこかのタイミングで、英語のお仕事毎に、ご説明出来ればと思っております。
宜しくお願いします。
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