≪1級建築士なりすまし問題・・≫ [ひとこと]
IT業界では、CADのお仕事の割合は少ないのですが、今ではスマホの拡大により、通信系の無線基地局のCADのお仕事の需要があります。
通信系の基地局のCADについてのお仕事の詳細が知りたい方は、僕のメルマガをご参照くださいませ。
で、いわゆる、建築系、機械系、土木系など、CADを代表する人気の分野のお仕事は全くゼロではあまりませんが、あまりお仕事案件としてはこちらには入って来ません。
しかし、それでもAutoCADのお仕事案件が不定期ですが、入ってきたりします。
実はそれで、それを目当てに、AutoCADの実務経験がない、もしくは、1級建築士の資格を目指している、などの人達からの応募があります。
働きながらCADの学校に通ったり、一級建築士の資格を目指して勉強しながら実務経験、生活費を稼ぐといった具合です。
そこで今回、どうしてCADのお話をしたか、と言いますと、最近は、ニセ一級建築士、というのが横行してしまっている、というのがニュースで話題視されていたからです。
ああ、なるほど。。と思ってしまいました。
というのも、建築系のCADのエンジニアを目指している人の殆どが、一級建築士を目指します。
それが、自分をアピールする上で、水戸黄門の印籠を出すくらいの価値があり、あるとないじゃ、お仕事を受け持つにも物凄い影響するから、です。
特に、将来、独立、フリーで仕事する、ということを考えている人には、絶対的に必要でしょう、というものです。
ということを実際に登録面接に来る人達から直接聞かされます。
で、一級建築士ですが。。
これ本当凄いですね。
一般の人がわかる例で言うと、弁護士の司法書士を目指しているようなものですね。
で、真面目に、実際にリアルで勉強している人の話しを聞くと、寝ても覚めても、とにかく猛勉強の毎日。
これは目の当たりにすると本当に凄まじいです。
僕も無謀にも、中小企業診断士の資格を目指して勉強したことがあるのでわかるのですが、本当に大変です。
学生の時の受験勉強以上に勉強しなければなりません。
僕は、1年で勝負してダメならば、もうやらないと決めました。
とてももたないですし、時間がもったいない、と思いました。
しかし、建築系のCADの技術者を目指す人はそうは行きません。先ほども言いましたように、この資格があるとないとでは、雲泥の差なのです。
僕が登録面接にあたったうちの一人は、某工業大学院を出て、3度目の一級建築士のトライをするところでした。
この人は、アルバイトレベルですが、頭は良いし、実務経験もそれなりにある人でした。
しかし、将来を考えると一級建築士がないと。。ということで、何が何でも取るんだ、という意気込みでした。
ここまで遊びを犠牲にして勉強してくると、もう引くに引けないと。
ただ、国家資格で1年に一回しかないため、その本番のプレッシャーに弱く、当日にお腹を下してしまったり。。が、悩みの種なんです。。と。
聞いていて可哀想になってしまいました。
今、どうしているかわかりませんが、受かっているといいんですけど。。
というか、本当にそれだけの価値あるものなですよね、一級建築士、という資格は。
ということがわかりました。
このことを知っていると、うそをつきたくなるのもわかります。。
ちなみにITでは、ネットワークのCCNAの資格所持の嘘が一時問題となりました。。
それ以来、場合によっては、資格証明パスを見せるのが条件なところも出てきてしまいました。。
それでも結局最後は、実務経験なんですけどね。。。。
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