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≪技術者の在り方。。≫ [コラム]

僕は、池上彰さんが好きなんですが、池上彰さんの、日経の「現代世界の歩き方」で紹介されていた、サムスンへ転職した技術者は、是か否か、ということについて、ちょっと面白かったのでご紹します。

内容を引用させてもらいますと、こういうことです。

ある技術者の人が、日本のメーカーで、有機ELのパネル研究に携わっていたそうです。ただ、このメーカーは、有機ELを事業化しようとしなかったそうです。そこに、この技術者は不満を持っていたとのこと。そうしている中、サムスンから、有機EL事業のヘッドハンティングの声がかかり、この日本のメーカーを辞め、韓国に渡ったそうです。それから数年後、サムソンを退社して日本に帰国。しかし、韓国に技術指導をした、ということで、日本企業からそっぽを向かれてしまうことに。。そのため、現在は台湾メーカーの顧問として、有機ELの中小型、量産開発研究に取り組んでいると。。。

ざっくり、こういう話です。

で、皆さんは、これに対しての意見は如何ですか?

賛同しますか、賛同出来ませんか?

これに対して賛同した人が90%を占めたようです。

賛同の理由は、技術者として良いものを世に広げる、ということは、万国共通して良いことであるから、など。反対の理由は、有機ELの評価評判、技術的な面など、未知数で事業化するには、企業としてはまだハイリスクすぎた。。というようなこと。。こうした意見が集まり、議論となったそうです。。

で、僕の意見ですが、これは正直、悩みます。

なんでかと言いますと、これには正解がないからです。

技術者であるキミが、信念を突き通すか、社会の仕組みを賢く利用するか、は、本当にキミ次第でしょう。

わかりやすく例えると、キミが、ミュージシャンだとしましょう。

で、売れるためにキミの信念とは違っても、売れて食べていかねばならない、そのために、そこは、割り切って曲をつくる。

一方で、あくまでも信念を貫いて、売れるためではなく、やりたい音楽をやるんだ!、と、音楽会社と対立する。

どっちを選ぶか、ということです。

で、今回登場した技術者の人は、あくまでも自分のやりたい道に進んだ。

しかし、その結果、その代償として、国内での働き場を失った。我慢していれば、いずれ、国内でやれていたかもしれない。しかし、例えやれたとしても、キミが技術者として楽しくない、キミらしくいられない、なんのために働いているんだ!となってしまう。。それが嫌だから、そういうプライドがこの技術者のモチベーションを自分の信念を貫く道へと足を進めた。

どうでしょう!?

なんで、僕がこのことを取り上げたか、と言いますと、日々技術者さんと向かい合っているから、気持ちがよくわかる、ということと、もうひとつ、実は、今回は、こちらのことを一番伝えたくて取り上げたんですが、真面目に、国内で働けなくする、というようなことを本当に企業はやってきます、ということ、なんです。

理不尽な辞め方をしたために、今後一切、某企業の関連は、出入り禁止になる、というような例と同じです。

ですから、キミが本当に企業を敵に回してでも、キミの信念を貫くか、やはり、頭を使って、世の中、うまく賢く生きましょう、とするかは、キミ次第です。

ちなみに、派遣レベルで言えば、僕は、スタッフさんには、自ら働く場をなくさないように、賢く生きましょう、と教示させてもらっております。

やはり、綺麗事抜かして、生活して食べていかねばなりませんから。。

そういう意味でいえば、どっちがいいとか、悪いはないですが、僕ら派遣の営業マンとしては、働かせてもらう職場をご紹介しますので、個のこうした信念で仕事されてしまうことは出来ません。

もし、そうしたければ、派遣ではなく、フリーランスとして、やることです。

ただ、本当に、誰に何を言われようとも、やり抜く信念が必要ですけどね。。

頑張ってください!

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