≪こちらからはお断り。でも企業は採用。それによるバトル勃発! しかし詫び状・・・いったい何?≫ [ビジネス実用]
久しぶりに面倒な対応に追われてしまいました。
滅多にあることではありませんが、これもまたITの面倒な特徴面の一つであるため、ITで働く人は頭に入れておいてもらった方が良いお話ではあります。
とあるピンポイントの案件のお仕事でのお話しです。
ピンポイントと言いますのは、勤務地が、都心部ではなく郊外で、地元の人か通勤出来る人。スキルで言いますと、金融システムの経験者で、汎用機のCOBOL言語による開発経験のあるエンジニア。
で、今回のお話しの主人公であるスタッフさんは、まさに、過去にここで働いたことがあるスタッフさんでした。
結婚・出産・子育てにより、お仕事から一旦離れ、再びエンジニアとして復活するために応募してきた、という経緯でした。
ただ、今現在、募集をしているかどうか、わからない状況であること、及び、ブランクや年齢的な面もあり、お仕事に就けるかどうかわからない、ということが懸念材料でした。
それでも、ITの場合、今、現在、企業が募集の声掛けをしていなくとも、スキルや経験があれば、いつでも人材としては、欲しがられるため、募集が出ている出ていないに関係なく、「只今こういう人材がおりますのでいかがてしょうか」と、提案してみると、何かしら反応かあったりもするものです。
で、今回もまさにその通りでした。
企業側がスキルシートを見て、是非、面談させてほしい、と喰らいついて来たのです!
ちなみに、過去に働いたことのある、同じ勤務地に応募した場合、現場に知っている人がいる、や、過去の勤務実績がデータ化されている、というようなケースが本当にございます。
そのため、当然、退職理由が、ケンカして辞めた、とか、何か問題を起こして終了となったなど、円満退社で辞めていないなどの場合には、そのほとんどが、NGとなってしまうこと、予めお伝えしておきます。
そういう意味で、世の中、どの業界も狭いですから、同じ業界で生きていくのであれば、無茶なことをせず、大人の対応をしておくことが一番、無難である、ということです。
で、今回の主人公のスタッフさんは、実は、とある女性リーダーに、執拗にいじめられたことにより、最終的に辞めることになってしまっておりました。
ですから、自分が辞めたくて辞めたわけではなかったため、未練が残り、また、復活したい、ということでした。。
しかし、このような背景があったため、同じ現場でも、また、その女性リーダーには会いたくはないですから、過去に行った作業とは、別作業のお仕事でお願いします、ということでした。。
このような切実な要望があったため、お客様にも、このまま事情を説明し、女性リーダーとはバッティングしないように営業提案してお願いしておりました。
そうして、こういう準備をして、面談に望んだのでした。
そうしたら。。。
事情を了解してもらいながらも、どうしても、その女性リーダーがいるお仕事で、なんとかやってもらえませんか!、という方向に展開が進み始めてしまいました。
予想外の展開に、スタッフさんも困惑してしまいました。。
一応、その場では断らなかったものの、当然、即答も出来ず、僕と二人で話し合いました。しかし、やはり、結論は、出来ない、やりたくない、ということでの結論になりました。
そのため、せっかくの復活のチャンスではありましたが、正式にお断りのお返事をしたのでした。
ところが。。
ここからが、今回のお話のメインになります!
実は、僕らが正式な回答を出す前に、顧客の方が、勝手に案件に乗る気になってしまっておりまして。。
なんと、最終エンドユーザーへ、勤務する方向で話しを進めてしまっていたんです。。
入場手続き、いつから勤務開始で。。などなど。。。
だもんですから、こちらからお断りの連絡を入れたら、さあ、大変!!
顧客がフライングで勝手に進めてしまった話しなのに、逆切れのような感じになってしまいまして。。。
今更断れない。。とにかく入るだけ入ってほしい。。
女性のリーダーに対してのフォローは、万全な体制も整えるので。。。って言ってくるんです!!
しかし、スタッフさんは、やはり、どうしても、嫌です、と。。
こればかりは、こちらは一切悪いわけではありませんが、なんとか、スタッフさんを説得してほしい、と、そういう大変な状況になってしまいました。
僕も板ばさみです。。
こちらは、正当に断っているのに、顧客が後に引けなくなってしまい。。本当に頼みます。。って・・・
ですから、スタッフさんには申し分けないですが、「では、とりあえず、やってみます!!」と決断してくれれば、と内心願ってもしまったりして・・
でも、やはり、スタッフさんは無理です!!と。。
まあ、そりゃそうだよね。。
イヤー困りました。どちらも引きません。。
ただ、スタッフさんは悪くはないですから、僕は、スタッフさんよりで対応しておりました。。
そうしたら。。信じられない偶然がおきました!?
スタッフさんの旦那さんが、急遽、転勤が決まってしまい。。。そのため、スタッフさんも、妻として、ついていかねばならなくなりました。。
なんというタイミング。。
これは、もう、どうしようもない。
出張が本当か嘘か、信じてもらえるかは、わかりませんが、これ以上は、ご家族の問題になってきますので、さすがに僕らも介入できません、と主張!!
これで、さすがに顧客も諦めるしかない。。ということで、ようやく、決着がつきました。。
今回は、久々に参りました。。
スタッフさんの旦那さんの出張のおかげで、話しが終着出来ました。そういうお話しです。。
神様。。。助かりました。。
しかし、これに対して、僕は、顧客に対して、詫び状 を書いて提出させられることになりました!!。。。
おかしいでしょ!!
こういう下請けイジメの風潮が強いのも、IT業界なんです。。。。。。トホホ
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