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≪企業の障害者雇用とは!?≫ [裏では]

4月から企業における障害者の法定雇用率が引き上げられるのをご存知でしょうか。

これは中小企業にも対応がせまられます。

このことは、実際に障害者を雇用をしている企業に勤めている人はご存知であるかと思いますが、そうでない人には、あまり身近に感じないかもしれません。

簡単にどのようなものか日経の記事を見てみましょう。
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4月から企業に義務付けられる障害者の雇用率(法定雇用率)が引き上げられ、大企業に比べ取り組みが遅れがちな中小企業も対応を迫られる。独自に事前訓練の場を設けて作業の習熟度を高めたり、自動化を進めて働きやすい環境をつくったりする試みが広がる一方、職場で障害者の指導役になる人材を中小に紹介するサービスも登場してきた。


▼企業の障害者雇用 


障害者雇用促進法は企業などに一定の割合以上で障害者を雇用するよう義務付けている。現在は従業員56人以上の企業に1.8%以上を求めているが、4月からは2.0%以上に引き上げられる。対象も従業員50人以上の企業に広がる。


従業員200人超の企業は障害者の雇用数が義務より少なければ、不足1人あたり原則月5万円の納付金を国に納める必要がある。2015年4月からは納付金制度の対象が100人超の企業に拡大する。
納付金は障害者雇用に積極的な企業への補助金などに使う。


人材や資金が十分でない中小にとっては義務を果たしながら、障害者をいかに戦力にしていくかが一段と重要な課題になる。


おしぼりやタオルのレンタル大手、タオルサービス(東京都国立市)では洗濯・包装工場で9人の障害者が働く。知的障害者が7人、聴覚障害者が2人だ。直近4年間で2倍以上に増え、雇用率は16%を超す。


仕事内容を理解しやすいよう洗濯機に入れるタオルの適正量を写真で示すなど工夫。障害を持つ社員には各自治体にある障害者就業・生活支援センターに必ず登録してもらう。センターの担当者が定期的に職場訪問するなど、働きやすい環境の整備に努めている。


11年にはNPO法人を設立。障害者自立支援法に基づき、最低賃金を保障する形で就労機会を提供する「障害者就労継続支援A型事業所」を開設した。現在22人の障害者がおしぼりの洗濯・包装作業の訓練中だ。仕事の能力が高まれば藤波タオル本体などで雇用する。


「社会貢献に積極的な企業と認知度が高まった」効果もあり、同社の12年8月期の売上高は14億2千万円と前期比約1割増えた。


自動車部品のめっき処理の製作所(横浜市)は新卒・中途をあわせて毎年2人前後の障害者を雇用する。70人の社員のうち36人が知的などの障害を持つ。めっき処理ラインの自動化を進め、治具に部品を引っかける単純作業だけで済むようにしている。栗原敏郎社長は「人手を集めにくいなか障害を持つ社員も十分戦力になっている」と言い切る。


従業員数50人の運輸倉庫(大阪府大東市)では、5人の障害者が倉庫から出荷する製品の検品作業をこなす。社長は「障害者雇用を促進するためには、まず経営者自身の意識改革から始めることが重要だ」と話す。


自ら産業カウンセラーの民間資格も取得。うつ病や統合失調症などの精神疾患では「精神状態や体調変化が外部から気づきにくい」ため、声かけを積極的にするなど意思疎通の機会をできるだけ多く設けるよう心がけている。。。

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如何ですか?

ちなみに、障害者派遣と言いまして、障害者を専門に行っている派遣会社もあります。

私は障害者の方は派遣したことはありませんが、某企業が、障害者の方専用の作業現場を設けていて、そこにスタッフさん(健常者)を派遣したことがあります。

それで、このような法があることを初めて知りました。

で、今回は、そんな中で、僕が知った現場の現実の実態をお話したいと思います。

僕が担当したこの施設(現場)は、簡単なデータ入力作業のお仕事を全体で行っていて、その中に一人の女性を僕が派遣しておりました。(ちなみに、データ入力ということで、女性限定で希望されている現場となります)

専用ソフトにマニュアル通りに入力するだけで、特にタイピングスピードを要求するような作業でもないため、ある意味、誰にでも出来る簡単なデータ入力のお仕事のため、特別なITスキルも必要ない、というお仕事でした。

そのため、僕も管理面で、お客さんからスキル不足と言われたり、もしくは、本人からついていけません。。などと言われるような確率が少ないため、良い意味で気が楽な現場でしょう、と担当した時は思いました。。

そうしましたら。。

別のところでスタッフさんを困らせてしまうことが発生してしまいました。。

ある時、僕の担当している女性スタッフさんから、涙ぐんで辞めたい。。という連絡が来てしまいました。

えっ?
何で泣いているんだろう。。。

いやぁ嫌な予感。。

「ちょっと電話だと話すのが難しいのですが。。」

えーますます、気になるではないですか。。

わかりました。
では、会って話しましょう。。。

・・・・

なるほど。。
そういうことでしたか。。
そりゃあ、お電話では言い難いですよね。。

えっとですね。。
告白をされてしまうらしく。。
断っても。。しつこく言い寄られてしまい。

悪気はないのは、わかるのですが、かえってそれが辛くて。。。

これは難しい問題ですよね。。

実は、僕の担当した女性の2名ともに、この理由でアウトになってしまいました。。

そのため、今後は、男性で対応させてもらうか、この現場からは撤退させてもらいます、ということで、いつのまにか自然消滅して行ってしまいました。。

というお話です。。

どうです??

ちょっとコメントはしづらいですよね。

ちなみに、まだお話の続きがあります。

実は、僕がこの現場を担当している間、お客様先のこの現場の責任者が、何人か辞めてしまったり、病気で退職しただとかで、結構入れ替わりました。

最初は、あまり気にしていなかったのですが、あまりにも多いので、ちょっと気になったんです。

そうしたら。。

こういう話しをこういうところで出してしまって良いのか迷いましたが。。

リストラ候補者の方は、この施設の責任者をやらされると。。

いうことを聞いてしまったのです。

この時に、世の中の、またひとつ裏のダークな面を知ってしまい、なんだか、無性に切なくなりましたのを覚えております。。

純粋に人のために派遣営業をやりたいのに。。

これが世の中というものか。。

僕が20代後半の時のお話しですので、もう10年以上も前のお話です。

今は良い環境になっていることを祈っております。。


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