≪いつ何時に誰にでも起こり得ること≫ [登録面接]
先日は、仙台の震災の人が登録面接に来られました。
求人のエントリーから、出身が宮城や岩手の方で、お聞きしたことがない住所の場合、その時は、正直、被災者の方かどうかはわかっておりません。
そのため、面接した時には、変に気を使い過ぎないようにしながらも、全く触れないのも個人的には嫌なので、それとなく確認するようにさせてもらっております。
何れにしても、東北の地元の企業から東京の企業に務めた理由をお聞きすることで、このことはわかってしまうんですけどね。。
で、この方の場合、自宅の家が流されてしまったようです。
ただ、ご家族は全員無事だったとのことで本当によかったです。
しかしその影響で、仙台市内でお勤めされていた会社を辞めなくてはならなくなってしまったそうです。
そして。。
この方は母子家庭だったのですが、お仕事の収入がなければ、家族と一緒にいれても、逆にお金の面で苦労をかけてしまう。。ということで、家族の元を離れ、上京し稼ぎに来た、という背景でした。。
なんとも、切ないです。
お仕事なので情で特別扱いする。。ということではないですが、そこは僕も普通の人間なので、何とかしてあげたい、と強く思ってしまうのは、ごく自然で当たり前のことだと思います。
で、ですね、
この方の場合、幸い、まだ20代後半で、実務上の事務経験があるため、高給やお仕事内容のこだわり、スキルなど、我儘を言わなければ、お仕事をすぐにでも見つけられる目処が立ちます。
そういう意味では、本人の都合ではなく、こうした震災により、止む無く転職せざるを得なくなってしまった場合に、その時に、50代で、スキルキャリアからマッチングするお仕事を見つけることが困難。。ということなどになると、本当に厳しいなあ。。と思わされました。
しかし、このことは、誰にでも自分がその立場になってしまう可能性があるわけです。
日頃からここまでのことを想定して自己研磨に励む。。というのは難しいことですが、実際に震災がおきて、こうして目の前に現実として、面接に来ているわけです。
ですから不足の事態に備えて、仮に、キミの会社が突然倒産することになってしまった、私事事情で別の土地で働かなければならなくなってしまった。。
などでも・・何処でもやっていける自分を築いておくことはとても大事なことです。
そうすれば、このようなことが起きても起きなくても、キミという人間は、価値ある人材として、いつの時代ても、求められる人材として、必要とされることが出来るでしょう。
ということを、面接をすることで、逆に自分が戒められました。
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