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≪ザ! 偽装面談!!?≫  [現場から]

ITの面談は、お仕事案件に対しまして、書類選考→1次面談→2次面談と行うため、トータルで1週間から2週間の時間を要します。

そのため、最終選考でNGとなってしまった場合、その全ての時間がリセットされ、また1から出直し。。ということになります。

ですから、なかなか採用が決まらない人に関しては、あっと言う間に、1,2ヶ月が経過してしまいます。

これは、スタッフさん本人が一番リスクですが、僕ら営業も非常に効率が悪過ぎます。

そのため、1つの案件に的を絞らず、複数の案件を同時並行で進めていきます。

というか、この点は、普通の就職活動と同じです。

で、今回お話しすることは、同時に面談を並行で進めていくことで生じる営業現場のひとつのお話しです。

面談を同時並行で進めて行くと、色々な場面に遭遇します。

第1希望より先に、第2希望の案件が進んだり、第1希望に考えていたものが、他の人で決まってしまったり、お客さん都合で、急遽、失注してしまったり。。

その中で、スタッフさん本人的には、一番早く採用が決まった順でお願いします、というように要望されるパターンがあります。

この場合、ある程度1、2万くらいの給与が下がるバッファの了承、勤務地の許容範囲の疎通、ターゲットとする希望お仕事提案の一任、これらの営業連携を取らせてもらいます。

そうすれば、あとは、僕ら営業判断で、ドンドン面談を設定していきます。

実は、このやり方をやらせてもらうことが、一番、採用までの道のりが早い派遣の王道パターンであります!

で、今回は、この王道パターンのお話しではありませんので、王道パターンについては割愛させて頂きますが、いけいけドンドンで提案していくことで、ある程度の割合で生じる事象があります。

それは、最終の2次面談が、同時に複数、2件くらい天秤にかかった状態で設定される状況になる、ということです。

ただ、予め断っておきますが、IT業界では、2次面談の同時天秤はご法度として、暗黙のローカルルールとなっております。

どういうことか、と言いますと、

基本的に、2次面談を受けるのであれば、その時点で、他で並行して動いている面談を止めて2次面談を優先する。採用となった場合には辞退せず、引き受ける。。

というのが、IT業界の掟なんです。

えー、そんな面倒なルールがあるんですか!?

そうなんです。。

そんなの無視してやっちゃえば!って思うかもしれません。

僕も若くイケイケの時は、そう思っておりました。

しかし、業界はなんだかんだで狭いんです。

掟破りみたいなことで暴走すれば、次第に相手にしてもらえなくなり、端に追いやられ淘汰し、最後は業界で生きていけなくなってしまう、という現実があるわけです。

ITと言いましても、やはり、最後は、人間対人間のつながりなわけです。

話しを元に戻します、

ですから、2次面談でA、Bのどっちにしようかな、という天秤は、現実としては、ない、ことになるのです。

しかしですね。

稀に、お客さんの方が、天秤を承知で、並行があってもいいから、2次面談を受けてほしい、と、逆に言われることがあります。

大丈夫なんですか??

うーん、正直、僕には何とも言えませんが、大丈夫ではないでしょう。

怒られるのを覚悟で、勝負にでる、ということです。

僕らがそうしているわけではありませんので、こちらとしては、2次面天秤OKがもらえることは、とても有難いんですけどね。

やっぱり天秤の方が、両方ダメになる確率もありますが、どちらかに転ぶ確率の方が高いですからね。

ここまで前置きが長くなりましたが、今回、お話したいことは、ここからなんです。

実は、2次面談の天秤OKをもらう代わりに、とある取引があるんです。

といっても大袈裟なものではないんですけどね。

では説明しますね。

まず、仮に、2次面天秤OKのお客さんがBだとします。

で、もしもAが採用になった場合でも、Bの面談はキャンセルせずに、そのまま受けてくださいね、という取引なんです。

??
よくわからないのですが。。

分かり難くすみません。

本来は、Aが採用になったわけですから、こちらはBを受けなくとも良いわけです。

BもAが受かったならば、仕方がないですね。。と諦めてもらうわけです。

ただ、2次面談のため、営業サイドの都合だけで終了、というわけには、なかなかいかない事情があるわけです。

忙しい中、お客様にスケジュールを空けてもらったものを、他で決まってしまったからキャンセルさせてください、とは言えないわけです。

では、どうするか、Bの面談は面談で、そのまま通常通り受けます。

で、面談を受けた後で、Bの内容が合わないので。。という、何か案件内容上の理由を作って、お断りする、ということをやるわけなんです。

大変でしょう?
面倒くさいでしょう?

ただ、お断りする役は、僕ではなく、取引先顧客や元請け会社の人ですけどね。

その上で、スタッフさんには、こうして、ひとつ余分に面談を受けてもらうのです。

ご協力の程、よろしくお願いします。

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