≪派遣の年末調整!≫ [コラム]
皆さんは、確定申告に向けて、年末調整の書類提出はお済みでしょうか。
派遣の場合、皆さん個人でやる人、会社でやってもらう人など様々だと思います。
で、ここで、確定申告について、一つ皆さんに誤解して頂きたくない点がございますので、ご案内しておきたいと思います。
日本の所得税は、税務署が取りはぐれがないようにずるため、会社が税務署に代わって、皆さんの給与から強制的に控除できるようにしてしまいました。。という世界でも稀にみる制度です。
ですから、ここがポイントなのですが、会社が国にお願いして出来た制度ではなく、あくまでも税務署が取りはぐれがないようにすることだけが最大の目的である制度のため、確定申告については、会社が法的にやらなければならない制度ではありません。ということなんです。
この意味わかってもらえますか!??
むしろ、税務署からすれば、取るもの取っていれば、それが足りないと問題ですが、取りすぎているものについては、わざわざ正直に言って返すことはない、ということなんですよ!
ですから、所得税を控除することは法律でも、確定申告を会社が代行することまでは法ではないわけです。
どうですか?
ご存知でしたか?
そのため、会社から年末調整の案内はしても、その案内についてスタッフさんから反応がなければ、それについて会社が催促してあげたり、忘れてませんか?、というように確認する必要はない、ということになっております。。
えっ!? そうなんですか?
はい、そうなんです。
だって、税務署は確定申告されない方が、お金を返さなくて済みますからね。。
確定申告については、国が推奨している、というよりは、国民のためにある制度なので、皆さんはやった方が良い、という制度になります。
国のためではないものは、強制ではないので、自分でやならいと損をするようになっております。
そういう意味で注意してください。
で、このことをご理解してもらった上で、下記の派遣の年末調整についての、日経の記事をご確認してください。
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派遣社員は注意が必要だ。たとえば5月まで派遣会社Bから派遣され、6月からは派遣会社Cの仕事を受け、働いたらどうなるか。年末調整は12月の給料をもらうC社で受ける。その際はB社から5月分までの源泉徴収票をもらい、C社に提出しなければならない。
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上記のことは、派遣の皆さんはご存知ですよね??
それよりかは、下記です。
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源泉徴収票の請求を
派遣社員の源泉徴収票は、本人が派遣会社に請求しないと届かないのが普通だ。パソナによると「派遣の仕事が終わっても、年の途中では源泉徴収票を発行しない」。また別の会社に派遣される可能性があるからだ。複数の派遣会社に登録して働いている人は、それぞれの会社の源泉徴収票を忘れずに請求しておくことが大切だ。
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いかがですか?
源泉徴収票の発行については、雇用主に発行義務がありますから、本来は請求せずとも送られてくるものだ、というのが正解なのですが、このような事例もありますため、請求しておいた方が安心です。
請求したのに、会社が発行してくれない、という場合には、その会社が問題になりますからね。。
面倒くさいですけど、よく言うように、世の中、知っている人だけが特をするような仕組み、制度が多いため、なるべくならば、自分に跳ね返ってくることについては、知識を持って対応出来るようにしておいた方がよいですね。
ということが言いたくての今回のブログでした。
宜しくお願いします。
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