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≪パート保育士、8割で雇用≫ [社説]

ブログで幾度か、保育所の整備不足についてお話しをさせてもらっております。

保育所の柔軟な整備体制が、僕ら派遣業界の雇用に対しても影響してくるからです。

で、今回は、そこで働く保育士さんについてのお話しです。

表題の件ですが、現在では、パートで保育士の方を雇用している保育所が8割に達しているようです、という意味での題目となります。

で、それが問題ではないか、ということなんです。。

つまりは、保育士はパートであってはならない??

では、なぜ、パートの保育士が増えたのでしょうか。

以下の日経の記事をご確認ください。
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非正規雇用の保育士が増え、2011年度には全国の公私立保育所の85.9%で働いていることが全国保育協議会(東京)の調査で分かった。非正規の保育士を雇用している公立保育所では2人に1人に達しており、私立に比べ多さが顕著。地方自治体が厳しい財政状況から人件費抑制を進めたためとみられる。子育て支援の現場で不安定な働き方が広がっていることに懸念の声も上がりそうだ。


背景には早朝や夜間を含む長時間保育など保護者のニーズが多様化し、短時間パートの保育士を雇って対応せざるを得ない実態もある。調査は昨年10月から今年2月にかけて実施。全国の認可保育所の約3分の1に当たる8205施設が回答。


非正規の保育士を雇用している公私立保育所は前回調査の06年度より8.2ポイント増えた。勤務する保育士のうち「非正規雇用が70%以上」と答えた保育所は全体の9.4%で前回比4.5ポイント増加。公立だけで見ると6.4ポイント増えて12.7%に上った。


保育士のうち非正規で働く割合(全員が正規雇用の保育所を除く)は平均45.6%で前回調査の06年度に比べ4.0ポイント増。公私立の別で見ると、公立は53.5%で、私立の38.9%に比べ非正規化が著しい。
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如何ですか。

保護者のニーズが多用化している。。果たして多様化?なんでしょうか?

多様化している、という表現は違うと思います。

そもそも普通に考えれば、会社勤めをすれば、一般的に、9:00~18:00までの8時間勤務が普通ですよね。

で、残業も多少はあります。

そうなると、必然的に、9:00~18:00の前後で、保育所の送迎を行う、預けるようになる、利用する、ということになります。

さらに、通勤が1時間から1.5時間くらいかかるとしましょう。

どうですか? 単純にこのように割り出せば、ニーズは、早朝と夜間が一番利用者側のニーズになりませんか。

それを自分たちの都合で、役所のように、9:00~18:00までしか営業しません。。とすれば、どうなりますか?

奥様は(ご主人は)、通勤時間のかからない地元の勤務地で、10:00~17:00などの時短の勤務時間で働ける、残業のない、お仕事を探すしかなくなりませんか。

世の中、そんな体制のお仕事は、ほとんどないですよね。

これではフル勤務ができない、ということになるわけです。

ですから、僕らの求人に対しまして、小さいお子様をお持つ、奥様方からの問い合わせが、

地元で、週3日勤務などの働き方が可能(主人や姑と交代で送迎しているから)で、残業がない、という条件のお仕事はありませんか?と聞かれるようになるわけです。

それに対して僕らは、ありません。

僕らのITでは、残業ができない、という時点でアウトです。

これで、派遣のお仕事の選択肢はなくなってしまう、ということになります。

日雇い派遣も禁止にしてしまいましたからね。

これで奥様方が育児と仕事の両立が出来ない、ということになってしまうわけです。

これで、有能な人材が、会社から去っていくことになり、労働者数が減る、ということになるわけです。

どうですか?
何かおかしくないですか!?

そもそもサービス業なのに、利用者側に、保育所の体制に合わせて利用しなさい、というスタンスが、根本的に間違ってます。

役所と一緒です。

その上で、表題の件ですが。

確かに保育士は、国家資格なので、言いたいことはわかります。

しかし、この体制が利用者が求めているニーズなのです。

ですから、早朝勤務、9:00~18:00勤務、夜間勤務の3つのパターンに分かれるのは、仕方がないことになります。

これを強要するのではなく、保育士さん本人と相談して決めれば良いわけです。

フルタイムがよく、9:00~18:00で働きない、というならば、それで対応しましょう。

で、この記事のお話ですと、何か時短のパートが悪い?という表現になっておりますが、むしろ、早朝時短勤務、もしくは、夜間時短勤務の方が良い、という人がいるわけです。

この方が、生活上都合が良い、という人は、むしろパートで曜日を選んで、ある程度融通を効かせて働きたい、ということなわけです。

そうすれば、雇用も増加し、利用者のニーズにも対応出来、保育所の売り上げも上がる。

3者にとって間違いなく良くなる話しであるはずです。

ですから、正式には、保護者のニーズが多様化している、ということではなく、働き方が多様化している、ということです。

労働(雇用)の創出です。

良いことです。

以上、言いたいことでした。

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